S310に一目惚れ
9月4日付けブログの「変な?ストラップ」を見て、駆けつけていただいた常連Dさん。所有しているコニカFS-1のストラップは今まで、片側だけ三角リングを付けて不思議を感じていたそうです。幸い、先客もなく、各種ストラップ300円のケースの中に残っていたので、お買い上げいただきました。
今日の本題はそちらではなく、その日にDさんが持っていたカメラ、上の画像の「ZEISS IKON S310」です。以前にも言ったかもしれませんが、小さいのにメカが凝縮されたようなカメラに魅力を感じてしまう私は、このカメラに一目惚れ!?したような感じ。
まず全体としての佇まいに、私の一番好きなカメラ「ペトリカラー35」に似た雰囲気を感じました。
カメラ機能としては、絞り優先式AEカメラ。あんまり詳しい資料がないのですが、、、1971年、ZEISS IKON(ツァイス イコン)が最後に造ったカメラの系列(S310に連動距離計を組み込んだS312が最終機種)らしいです。レンズはテッサー40mm/F2.8が付いています。
真上から見た時に、ボディの両サイドが斜めにカットされているあたりがデザインの一番のポイントのような気がします。そして、手に取ってみるとズッシリとした重量感で、小さいからと言ってトイ系でないことを主張しています。
で、私がネタにしたかったのが以下の2点。
一つは電池ボックス。上の画像に写っている赤い線の入っているロケットみたいな形をしたのが電池ボックス。カメラ底部の電池蓋を回すと、電池蓋と一体のこの大きな電池ボックスが外れます。MR9系の電池を4個も使用します。
そして、もう一つは、ファインダー内に表示されるゾーンフォーカスのイラスト。一般的なものと同様で、「人のアップ」「人間のグループ」「遠景」のイメージイラストなんですが、、、よく見ると「人のアップ」のイラストが明らかに女性、で、その髪のボリュームから髪を結っている日本女性みたいなんです!!5千円札の樋口一葉みたいなぁ~。
ゾーンフォーカスとは・・・ピント合わせの方法に使われる方法の一つで、カメラ(レンズやファインダー内など)に表示されたイメージイラスト(ピント合わせの位置を適当なイメージで表示)に、被写体までの距離に応じてそれらのイメージイラストを選ぶことでピント合わせをしようとする方法。う~ん、文字で伝えるのは難しい。。。