病気は自分で治す
先日、母親から「これを読んでみたら?」と一冊の本を手渡されました。新潮文庫の「病気は自分で治す-疫病学101の処方箋-」(安保徹:著)という本でした。
中には難しい医学用語も出てくるので、簡単にまとめるのは難しいのですが、病気の原因の多くは、過労やストレスなど自分自身で作り出したものであり、その原因を解消することで病気は治せる~的な内容でした。
その中で、ごくごく単純に人間とカメラを結び付けてしまったのですが、病気にならない為の条件の一つに「体を冷やさないこと」が上げられていました。
カメラでもよくあることですよね。絞りやシャッター羽根が低温で動きが鈍く粘ってしまうことが。。。「暖かくなれば動き出すよ!」なんてのん気な会話をお客さんとしたりすることもあります(笑)。
また、カメラの極端な酷使は別の話として、ちゃんと使い続けているカメラの方が動作が快調だったりします。そして、どんなに外観がキレイでも長年放置されていたカメラは、動作に問題があったりします。カメラも程よく使うことで、故障を防げたりするのです。
言い換えれば、「我々がカメラを使い続けることで、カメラ自身が動作を快調な状態に保ってくれる(自然治癒力になる)のだ」と言っても過言ではないと思います。
カメラを売りに来られたお客さんと以下のような会話になることがあります。
- 店「お客さん、残念ながらこのカメラ、シャッターが動かなくなっていますよ」
- お客さん「そんなことない。最後に使ったとき、ちゃんと動いていた!」
- 店「(カメラにホコリがかぶっていたりするので・・・)最後に使ったのはいつ頃ですか?」
- お客さん「う~ん、3~4年前かな・・・」
- 店「それだけ放置すれば、壊れてしまうことも多いですよ。それに、機械もの、壊れる直前までは動いているんですから」
写真を撮るより、カメラを集めるのに偏りがちな方、カメラをしまい込まないで、時々フィルムを入れて使ってあげてくださいね。