我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2009年6月

2009年6月 4日 (木)

M42とPK

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今年4月、私が初めて入手したデジタル一眼レフにペンタックスを選んだのは、M42マウントやPKマウントに何やら魅力的なレンズが多いと思ったから。

で、そんな風味のレンズ群がまとまって現れました!

今回は見た目で勝負です。

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まずはこれ ↑。鏡胴のデザインがペンタックス純正「SMC TAKUMAR」あたりの世代にそっくりです。「HC CARENAR」と書かれていますが、ほとんど聞いたこと無い名称です。そして、「LENS MADE IN KOREA」と刻印されています。28mmで2.8という明るさが魅力でもあります。

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次にこれ ↑。どうもコンタックスのゾナー135ミリあたりに良く似たデザインです。こちらは日本製。しかし、「WELTBLICK」と書かれた名称、やはりほとんど聞いたことがありません。明るさもゾナーと同じ2.8。

他にも、PENTACON、VOIGTLANDER ULTRON、YASHINONなどなど。それぞれのレンズを試写してここにアップすると、これから探して手に入れようという皆さんのワクワク感を奪ってしまうことになるのでやめておきます(笑)。

ちなみに今、istDにはこんなレンズが付いています。ロシア製のINDUSTAR50mm/F3.5です。。。

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2009年6月 3日 (水)

GR DIGITAL カスタムブック

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前回のシドニー報告で少し触れましたが、今月出る新刊を紹介します。6月8日に翔泳社から発売される「GR DEGITAL カスタムブック」という本。

著者は昨年末、うちの店で「オールドレンズパラダイス」の講演会を開いた澤村徹さん。前作はEOSデジタルとマウントアダプタで古いレンズを楽しもう!という内容でしたが、今回はGRデジタルをベースにクラシックカメラを彷彿させるようなドレスアップで楽しもう!という内容です。

フィルムカメラ用のビューファインダーやフードで格好良くカスタマイズしたり、様々なタイプのストラップを選択してみたり・・・、実にモノよりな内容であります。ファインダーはライカやツァイスイコン、ハッセルやPAX、ワルツなど様々なモデルが登場し、フードは同じくライカのほか、ペンタックスやコムラーまで登場します。それらのアクセサリーを使ったカスタマイズをいろんなテーマで紹介しています。

また、操作系のチューニングや、写真加工のポイントなどソフト面のカスタマイズの紹介もあるうえ、シグマDP1や、ライカD-LUX4、デジイチのドレスアップにも触れています。実に内容の濃い出来映えだと思います。

既に見本誌を拝見させていただいたのですが、私の第一印象は「カッコいい本」でした。前作同様、ボディはデジタルカメラなのですが、フィルムカメラのアクセサリーを使って楽しむカメラ遊びという点で、このブログ発信の四谷系銀塩情報としてお薦めします!

さて、6月8日発売日となっていますが、全国的には順次並んでいく模様です。うちの店には9日には確実に入荷予定。 いやいやナント!6月4日すでに入荷しました。早速販売中です。

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  • 「GR DEGITAL カスタムブック」
  • 2009年6月8日発売
  • 著者:澤村徹、監修:和田高広、発行:翔泳社
  • 定価1,980円+税
  • 澤村さんの公式サイトはこちら→http://www.metalmickey.jp/grd/index.html

2009年6月 2日 (火)

ニッコールT105ミリ

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このレンズをパッと見て、ニコンFマウントのレンズと見抜ける方は少ないのではないでしょうか?細い鏡胴からして、ニコンSマウント(ニコンS3やSPなどレンジファインダー向けのマウント)を想像する人の方が多いと思います。

確かにこのレンズ、その外観や、3群3枚構成というデータから推測するに、SマウントのニッコールT105ミリ/F4の光学系を流用したものと思われます。絞りもオート絞りではなくて、プレセット絞りです。

Fマウントの105ミリレンズには、ニッコールPオート105ミリ/F2.5というレンズが存在します。これはニコンFが登場した1959年、ほぼ同時に発売されていて、少しずつモデルチェンジしながら製造が続けられました。

それに対して、ニッコールT105ミリ/F4は1960年に発売されたものの。早々に製造は終了したようです。それは、もともとがレンジファインダーのSマウント用に設計されたレンズであり、レンジファインダーカメラの製造自体が1960年前半に終わっているからでしょうが・・・。

とにもかくにも、比較的珍しい品物であることは間違いありません。そして、何より一眼レフに装着した時のアンバランスさが、とても魅力的!?であります。

下の画像は、105ミリ/F2.5が手元に無かったので、135ミリレンズ(F3.5とF2.8)と並べてみました。下敷きになっている本は、参考までにSマウント用レンズのページです。

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今回こうやって取り上げはしましたが、一部のマニアの間では「マウンテンニッコール」という愛称で親しまれ、ニコンのウェブでもコラムが存在しています→http://www.nikon-image.com/jpn/enjoy/interview/historynikkor/2004/0407/

2009年6月 1日 (月)

トリップ35を・・・

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オリンパス トリップ35の革張りを替えたカスタマイズ機を持参されたお客さんが「いい感じでしょ!でも、どこかで見た感じしない?」と言われました。

負けん気で言うわけではありません。私も見た瞬間に「あれだ!」と思っていました。

それは、オリンパスが今夏発売予定のデジカメ。昨年のフォトキナあたりから、その実体は明らかにされていたので、ご存知の方も多いでしょう。マイクロフォーサーズマウントを採用した、レンズ交換式のデジカメです。

張り替えられたオリンパス トリップ35の薄茶色の革は、娘さんの壊れたバッグを利用したものだそうです。画像ではちょっと分かりづらいのですが、オリジナルの黒と比較して、カメラ自体が細長くスマートに見えるのが不思議な感じです。近いうちに我楽多屋で展示させてもらう予定ですので、お楽しみに。