マグネシウム発光器
これを見て、それとすぐ分かる人は年配の方か撮影に詳しい方か...。どちらにしてもかなり限られた人になるでしょう、多分。
この道具の平面部分にマグネシウムと酸化剤を混合した粉(マグネシウムパウダーとか閃光粉とか呼ぶらしい)を乗せ、ライターの如く、石で火花を散らして着火させるのです。
本当に分からない人からは「で、どうするの?」と、そこまで質問されるかもしれませんね。この道具は撮影時のフラッシュ、ストロボ代わりです。というか、当時(50年くらい前まで)はこの方法しか無かったわけです。
実は何年か前に店の前で恐る恐る発光テストをしてみましたが、発光に続いて白煙もともない、通行人に何事か?とジロリと見られた経験があります。
1~2ヶ月前でしょうか。我楽多屋に並んだ発光器を買い物に来られた田中長徳先生が見つけ「これは!」と喜んで買って行かれました。あとから、先にブログネタにしておけば良かった...なんて後悔していたところ、後日、長徳先生からいただいたメールに「この数年来の我楽多屋さんの白眉です」なんてコメントがあって、ますます悔しい思い…。
ところが、その直後に再び発光器が入荷。う~ん、長徳先生より先に発光器ネタを使ってしまってはイケナイな。なんて遠慮していましたが、昨日更新の「我楽多屋で買ったモノ・マガジン第111回」で長徳先生がその時の発光器を話題に取り上げられたので、いよいよ私も連動するようにブログネタにしてみました。
探してみたら、社団法人日本写真文化協会(実はうちの店からとっても近い所にある)のウェブに発光器(閃光器とも呼ぶらしい)のことが書かれていました。参考になります。→http://www.sha-bunkyo.or.jp/topics/siryoshitsu/senkouki.html