我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

Chotoku Anthology 1964-2016

515398605_30150748301207451_2422958

田中長徳写真集「Chotoku Anthology 1964-2016」を7月1日より我楽多屋でも販売開始しました!

今年で御年78歳を迎えられた長徳先生がご自身の集大成とも言われている写真集です。先月発行されたばかりの1000部限定出版。

1960年代から2010年代にかけての東京、ウィーン、プラハ、ニューヨーク、ベルリン、アムステルダムなどの作品を収録。カラーのパートは代表作のひとつ「WIEN MONOCHROME 70's」と対照になるような70年代のウィーンをコダクロームで撮った作品を収録。

515509776_30150748211207460_1281953

我楽多屋には見本もございますので、実物を手に取って感触を確かめられてからお買上げいただくことも可能です。通信販売もいたします。

 

  • 田中長徳写真集「Chotoku Anthology 1964-2016」
  • 発行:東京キララ社
  • 編集・造本設計:町口覚
  • 定価:13,000円(税別)
  • 230mm×260mm 210ページ

 

*通信販売をご希望の方は、メール(garakutaya@tokyo.nifty.jp宛て)にて、写真集購入ご希望の旨とお名前・ご配送住所・お電話番号・冊数をお知らせください。ヤマト運輸の宅急便にて発送しますので、送料はお申込受付のメールにてお知らせいたします。

*送料の目安は、関東1,230円/関西1,350円/北海道・九州1,740円。

 

2025年7月19日 (土)

引っ張ってみたら

519611142_30364026769879602_6601421

コダックのカメラ「BROWNIE Cresta Ⅱ」(1956年発売)です。

この手のカメラはちょいちょい出て来ますが、今まで気にしていなかったのか!?こんな仕掛けがありました。

レンズ前の両サイドにある銀色の取っ手みたいな部分を、向かって左側へ引くとイエローフィルターが現れました。向かって右側へ引くとクローズアップフィルターが現れました。

518840766_30364026716546274_2903768

しかしながら…この個体そもそもレンズ自体が欠品してました(^^)

本来こんなに堂々と見えているはずのないCリングが見えてしまっています。残念。

ただ、この引っ張ると現れるフィルターのことを気にし無かったら、レンズが無いことにも気付かずスルーしてたかも。

 

★先月発売された、田中長徳写真集「Chotoku Anthology 1964-2016」を我楽多屋でも販売(通販も可)しております。詳細はこちらへ→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2025/07/chotoku-anthology-1969-2016.html

 

 

2025年7月18日 (金)

ビテッサ用の革ケースを流用して

ちょっと話が長くなるかもしれません、ややこしくなるかもしれません。

昨日、Facebookページにアップしたお客さんカメラ。

519672805_30351135011168778_2006930

フォクトレンダー・ビテッサにアーガスのレンズが付いていましたが、お客さんが言うには~これは二次的なものだと。

どういうことかと言うと、ビテッサ用の革ケースが欲しくてネットで入手したら、レンズが付いて無いビテッサが抱き合わせだった…と。

でも、そのレンズの無いビテッサを何とかしたくなって、もともと持っていたアーガスからレンズシャッターを外して付けてみた~というのです。調整して距離計も合う状態にされているとのこと。ただ、シャッターが上手く切れないので我楽多屋にケーブルレリーズを探しに来られたのでした。

いやいや…アーガスからレンズ外しちゃったら、結局そっちがレンズ無しになっちゃうじゃん!と思う方もいらっしゃるでしょうけど、ご安心を。このお客さんは再び元に戻せることを前提にされているので、このレンズはまたアーガスのボディに戻せます。

*多分、ここらへんのカメラから取ってますねぇ。

473572381_28079533594995609_2228744

*参考ブログ記事:https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2025/01/cc-dd2a.html

 

518541012_30351135051168774_6766448

さてさて、そもそも何でビテッサ用の革ケースが欲しかったのかというと、このケースはカメラだけを収めるタイプではなくて、前カバーの裏にフラッシュガンが内蔵されているタイプ。

このケースが大好きなマーキュリーに使えることを最初から想定していらっしゃったのです。マーキュリーとビテッサは全然違う形をしたカメラですが、横幅や厚み、高さがほぼ同じサイズなんだそう。

そして、こんな風に上手い具合に収納されるのです。

518145415_30351135537835392_1955544

このブログの濃~い読者の方なら、お察しが付くのではないでしょうか。何度も話題にさせてもらってるマーキュリー愛が半端ないこのお客さんは、フラッシュバルブを光らせるのも大好きな人

ビテッサのケースにマーキュリーを入れて、光らせて撮っちゃうんですよ、実際にフィルムを入れて。

 

★先月発売された、田中長徳写真集「Chotoku Anthology 1964-2016」を我楽多屋でも販売(通販も可)しております。詳細はこちらへ→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2025/07/chotoku-anthology-1969-2016.html

 

 

2025年7月17日 (木)

意外に巻き上げやすい

Img_0348

このレリーズボタン(カバー?)、カメラに付いているのは何度か見ているはずですが、特に気にすることもなく見過ごして来ていました。

数日前のお客さんカメラ、ニッカⅢ型なんですが、お客さん曰く「これが使いやすいんですよ〜」と、巻き上げノブを摘んで回さなくても、この大きめなレリーズボタンの周りの部分(ちゃんとローレットも刻まれている)を親指の腹で回してやると(下の画像参照、青矢印の方向に指を引く感じ)、巻き上げが出来るというのです。

Img_0349_snapseedcopy
さらには、同時に人差し指の腹で巻き上げノブの側面も回してやると(下の画像参照、親指と人差し指を同時に青矢印の方向に引く感じ)、よりスムーズに巻き上げが出来る〜とも。

Img_0350_snapseedcopy

カメラにフィルムが装填されていないので、私もその操作をやらせてもらいましたが、全くおっしゃる通り👍これはこれで巻き上げやすかったです。

ところでこのレリーズボタン(カバー?)、少し検索などしてみると、ニッカやタワー(ニッカの輸出版)に付いてる画像が幾つかありましたし、ライカにも似たものが付いてのがありました。

これについて、知識が無くて恥ずかしいのですが…これはどういう出所のモノなんでしょう?ニッカに付いてるものがあったのでしょうか、ライカにも用意されていたアクセサリーなのでしょうか。

 

★先月発売された、田中長徳写真集「Chotoku Anthology 1964-2016」を我楽多屋でも販売(通販も可)しております。詳細はこちらへ→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2025/07/chotoku-anthology-1969-2016.html

 

 

2025年7月16日 (水)

凄いの走ってた🏎

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

**************************

二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、自転車で帰り道に見た👀

信号で止まったり進んだりする間に何度か追い抜かれたり追い越したり…。そしてある信号で止まっていると、斜め後方にちょうどそのクルマが止まったので📸。

レーシングカーみたいな凄いクルマが走っていました。

516445157_30194378953511052_5243689

 

2025年7月15日 (火)

ベタつき回復するの!?

本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

518141471_30306737108941902_1726673

ご存知な方も多いはず、この時代のシグマのレンズは外装が加水分解でベタベタしてくるものがあることを。

重症化すると、触った手に黒いものが付いてくるし、紙などで包もうものなら紙が貼り付いてキレイに取れなくなったりします。

いっそのことエタノールなど使ってベタつく原因を全部拭い取ってしまえ!なんてことをやってしまうと、距離目盛や絞り値なんかの数字も一緒に無くなってしまうので、撮影時に大変になります…。

そんなシグマレンズではあるんですが、この個体は持ち込まれたお客さんの話によると「ベタベタし出していたのに、シリカゲルと一緒に密閉出来るケースの中にしまって置いたら、ほぼベタつかない状態に戻った」とのこと。

で、「さぁ!今だ!」ってことで、物々交換の品として持って来られた~というのです。

ご持参時はジップロックの中にレンズと一緒にシリカゲルも一緒に同封されていました(下の画像に写っているケースはイメージで置いたものです)。実際、ほとんどベタついていません。

518333322_30306737135608566_2740415

これから我楽多屋に並べるんですが、売れる前にまたベタつき出したら嫌だな…。

 

★先月発売された、田中長徳写真集「Chotoku Anthology 1964-2016」を我楽多屋でも販売(通販も可)しております。詳細はこちらへ→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2025/07/chotoku-anthology-1969-2016.html

 

 

2025年7月14日 (月)

パチモンじゃありません、SLICK

518281396_30302536662695280_1729472

人間の記憶なんていい加減なもの…と先に言い訳をしておきます。

昨日、この自由雲台を見た時に「パチモン?」と思いました。「SLICK」と表記されていたからで、三脚のスリックは「SLIK」だから。

でも、しばらく(と言っても1時間もしてから)、「ん?」と何か引っかかる記憶を思い出したものの、写真用品のハンザは「HANSA」表記なのに、かつて「HANZA」と記された現像バットが出て来たことがあって、それの記憶と混同してるんだな…で終わらせてしまいました。

Img_0162

 

が、日が変わって、やはり気になって更に過去ログを確認したら~ありました!

「SLIK」と「SLICK」について、自分で話題にしたブログ記事が→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/11/slik.html

「SLICK」はパチモンなんかじゃなくて、当初はそう表記されていたのでした。そんなのすっかり忘れてました。逆に「HANSA」と「HANZA」は未解決のまま。

 

★先月発売された、田中長徳写真集「Chotoku Anthology 1964-2016」を我楽多屋でも販売(通販も可)しております。詳細はこちらへhttps://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2025/07/chotoku-anthology-1969-2016.html

 

 

2025年7月13日 (日)

スキンシール

519368181_30288359557446324_3740075

518312790_30288359534112993_5032787

少し前に見せてもらったお客さんの娘さんカメラです。

多分、私と同じかそれ以上の世代の人の大半はレンズ鏡胴に貼ったり被せたりするカモフラージュ用のシールやカバーのことはご存知と思います。

ところが、今の時代、画像のようにレンズに貼るシールがあることはご存知無いんじゃないかと...。カメラボディ用もあるらしいです。

これの目的は何なのか?

カメラやレンズの外装保護の目的もあるようですが、どうやらメインはドレスアップ。見ため重視ですね。機種別にカットされて製品化もされているようなので、貼るだけ(といっても器用さは必要かも...)でいいそうです。

で、これをスキンシールとか呼ぶらしいのです。

 

★先月発売された、田中長徳写真集「Chotoku Anthology 1964-2016」を我楽多屋でも販売(通販も可)しております。詳細はこちらへ→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2025/07/chotoku-anthology-1969-2016.html

 

 

2025年7月12日 (土)

R.KONISHI TOKIO

本日7月12日(土)、我楽多屋は臨時休業させていただきます。よろしくお願い申し上げます。

 

517112698_30261739273441686_4948917

画像のレンズを仲間の業者が持って来ました。レンズ自体ではなくて、座金?の部分に刻印された文字に目が行きました。

「R.KONISHI TOKIO」と記されているのです。小西六兵衛さんですよね。

明治20年代後半以降、小西屋六兵衛店では暗箱カメラの製造販売を各種始めています。当時、レンズは輸入品に頼っていましたが、レンズと本体またはレンズボードを繋ぐ座金からは国産で「R.KONISHI」と記さているのでしょう。

この部分だけにしか目が行かず、「これはコニカ系が得意な高田馬場のスズキさんが欲しいのでは?」と言って業者へ返しました。

上の画像だけは辛うじて撮ったんですけどね、レンズの銘柄が何だったのか?とか一切見ずに…。

 

★先月発売された、田中長徳写真集「Chotoku Anthology 1964-2016」を我楽多屋でも販売(通販も可)しております。詳細はこちらへhttps://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2025/07/chotoku-anthology-1969-2016.html

 

 

2025年7月11日 (金)

フジフイルムのデジタル2機

517601710_30260000010282279_8257784

昨日のお客さんカメラ「フジのX half」と、私カメラ「フジのinstax mini Evo」です。

コンパクトデジタルカメラのX halfについては発表された時から私自身かなり興味を持っていまして、発売前に六本木のショールームまで見に行ったりしました。現物を見た後も欲しさは継続していたのですが、発売日が決まって予約の受付が始まったタイミングを逸してしまい、早々の入手困難と言われた時点で冷静になったんですね…。

普段使いしているX10と使用環境がダブりそうな気がして、もう10年以上活躍してくれているX10が壊れてから考えればいいや〜となってしまいました。

昨日、お客さんから聞かせてもらった話だと、かなり割り切った使い方が出来ること、フィルムを意識したインターフェースなどがやはり楽しめそうな機種であることはよく分かりました。

一緒に写っている、私カメラはX halfを断念してから入手したいわゆるチェキのカメラのinstax mini Evoですが、なんか見た目がよく似ている2台ですよね。

こちらもデジタルカメラですが、撮った画像の中からコマを選んでその場でプリント出来るハイブリッド機です。

 

明日7月12日(土)、我楽多屋は臨時休業させていただきます。よろしくお願い申し上げます。

 

 

2025年7月10日 (木)

巻上げノブの猛不具合

518156885_30246592094956404_14521_2

このフォクトレンダーBRILLANT(ブリラント)は数ヶ月前に我楽多屋で常連Oさんに買っていただいた個体です。

ジャンク値段でしたが「何とか使えそうな…個体」として判断したものだったはず。ただ、この後に記す状態を考えたら、フィルム送りのテストまではしていなかったようです...すみません。

Oさんにはほぼ同時期にもう1台、ブリラントを買っていただきました。そちらも同等な状態だったはず。

数日前にOさんが「すみません、以前にいただいたブリラントのこちらの方、巻上げがダメみたいです...。巻上げノブ自体の具合が悪いから引っ張ることも出来ないので、スプールの抜き差しも出来ません…」と。

Oさんからは、そもそもがジャンク値段だったし、もう1台の方は好調だとのことで「これは置いて行きますから~」と言っていただきましたが、タダで引き取るわけにもいかないし、そういう理由で使えなくてもどこか部品取りで欲しい人もいらっしゃるだろうから、次回以降お値引きなどさせていただきます~的な常連さん対応でご了承もらいました。

518172128_30246592108289736_8695093

で、後から改めて確認したところ、巻上げノブのプラスティック部分が空回りしちゃうので、全然巻上げが出来ない状態。

分解などしませんが私なりに状況を把握したくて、巻上げノブの金属部分を指先が痛くなるの我慢しながら回したら、辛うじて回ってフィルム巻上げは出来そう…。でも、ノブが手前に引っ張れないとフィルム(スプール)の抜き差しが出来ないわけで、実質的には使い物になりません。

さらにしつこくいじっていると、金属部分を引っ張りつつプラスティック部分を回転させると、ある場所でカクッと金属部分を引ける箇所があって、そうするとフィルムの抜き差しが可能になりました。

が、、、これら一連の操作を素手でやっていると大変なことになります。指先が痛くなるので途中からは滑り止め付きの作業用ゴム手袋をしながらやりましたし、数時間後に改めて素手で試したら~もう痛くて全く無理(>_<)。

こんなでは、一般使用には全く向いていませんので、あくまでも無理をすれば出来なくない…レベル。修理屋さんに言わせたら、そんな無理していたら~そのうちノブが本当にダメになると言われてしまうかもしません。