我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Gallery 463

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2026年9月27日 (日)

革ストップセンサー!?

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こんなことを自慢されている常連さんがいらっしゃいます、「私は革ストラップが切れてカメラを落とす前に勘付ける!」と。

確かにこの常連さん、相当数のカメラを使われていて、革ストラップ装着率が高いです。我楽多屋で古い革ストラップをお買上げいただいたことも何度かあります。ご自身で作ってしまう器用さも持ち合わされていらっしゃいます。

そろそろ切れるだろうな~と思って、注意しながら持ち上げたら切れていた…というパターンが今までに何度かあったそう。

何が怖いって…、そんなこと思いもよらずに勢いよく持ち上げたり引っ張ったら切れていて、カメラを地面に落下させてしまうことですから、事前に何かインスピレーション受けて危険を感じ取れれば、カメラを落として壊したり傷つけずに済みますからね。

私が「えぇ~!?」という感じの反応をしても自信あり気な顔をされているので、「それは、長徳さんも会得されていない中古カメラ使いにおける秘術じゃないですか!?」と言っておきましたが、どうでしょう?長徳さん。

*上の画像は、今日のブログで登場した常連さんの革ストラップとは直接関係ありません。

 

★Gallery 463にて、澤村徹 個展「鋲ジャン魔法少女」開催中です(9月29日まで)。

 

 

2026年9月26日 (土)

縮む?レンズフード

★本日26日は第4土曜日なので、午後2時から全品1割引きサービスの日です!

 

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必要に応じて伸びるレンズフードってのはちょいちょいあると思うのですが、縮むレンズフードってのはあまり無いような気がします。

あ、ラバーフードは除いた話です。

それこそ、ロボットには標準レンズから望遠レンズに対応する伸びる系のレンズフードがあります。取り付けはネジ込み式ではなくて、4つのツメでハメ込むタイプ。

それに対して、同じくこのロボットのネジ込み式のレンズフードは、未使用時に押し込むと縮みます。

今、我楽多屋にはロボットのカメラ・レンズが無いので、別のカメラで縮まる姿をお見せします。

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上の画像、右側が使用時、左側が押し込んで縮めた状態です。フードの両サイドに2ヶ所小さい丸いピンみたいなのがあって、それを押し込みながらちょっと力を入れて縮める方向に押すと、持ち運び時に少し嵩張らなくなります。

 

★Gallery 463にて、澤村徹 個展「鋲ジャン魔法少女」開催中です(9月29日まで)。

 

 

2026年9月25日 (金)

この個体のルーツ!?

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少し前に入荷したレチナⅠbのフィルム室に貼られたシール。

多分、文字が擦れずに全部読めていたら、それだけで満足して何も行動を起こさなかったと思います。

が、擦れて文字が見えなくなっている部分があったので、AIの力試しに読解させてみようと思って相談してみました。

実は最初、AIさんはシールに記された店名らしきものをちゃんと読解してくれなかったんです。

それでも、わたし的にはヒントをもらえたので「そうじゃなくて、こうなんじゃ?」と聞くと、それであれば今、同じ名前の写真屋さんが同じ街にあります〜と。でも、そのお店の歴史は浅いという。今のオーナーは前のオーナーから店を引き継いだみたいだが、前のオーナーがいつからやっていた店なのか〜という点では2005年くらいまでしか遡れないので、レチナⅠbが売られていた頃にあったお店とは断定出来ない。違う店かもしれない。と。

で、直接聞いてみろ!と言うのです。実際は大変興味深いので直接確認してみたらいいのでは?文面の手伝いもします~と言われたんですけどね。

ダメもと覚悟でメールを送ってみたら、すぐに返事が来ました。

『これは素晴らしい話ですね。はい、店は1938年頃に創業しました。当時の写真も持っています。そしてこれは間違いなく私たちの昔のロゴです。したがって、このカメラはもともと私の前任者の店で購入されたものです。あなたのウェブサイトとInstagramを教えていただけますか? よろしければ、この素敵な話を写真と一緒にInstagramで紹介して、あなたをタグ付けしたいと思います。』と。

たまたま我楽多屋へやって来たレチナⅠb。1950年代の半ばくらいに製造された後、多分ドイツのこのお店で新品で売られてから、どういう経路を辿って日本へ渡って来たのか~とても興味深いですよね。

きっと、カメラ愛がある良い人に使われて来たので、こういう素敵なストーリーを生んだんだと思います。

シールの文字をご自身で読解出来た人やこのお店自体を知っている人もいらっしゃるでしょうが~、お店の名前の紹介はあちらのお店がInstagramなどでこの件を発信してくださった時に、改めてお知らせしたいと思います。

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2026年9月24日 (木)

望遠レンズを使うとき

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話の対象になるボディもレンズも、今ここに実機が無いのに話題にします、スミマセン。

レンジファインダーのコンタックスやニコンのカメラボディには焦点調節ギア(フォーカシングギア)があって、それを回すことでフォーカスを決めることが出来ます。上の画像の「22」が焦点調節ギア。

ただし、この焦点調節ギアを使うのは標準レンズや広角レンズを使用する時であって、望遠レンズ装着時には使わない、いや、使ってはいけないのです。

このことを案外と曖昧に解釈している人が多いようです。焦点調節ギアを回そうと思えば回って、二重像合わせが出来ないこともないからです。私もその一人でした。

わりと最近に常連さんがご自身のSNSでこのことを書かれていたところへ、先日話題にしたホンモノのニコンSPの説明書、その間に挟まれていたペライチの「交換レンズの使い方」に、以下の文言が記されているのを見つけたので、今日の話題にしています。

「望遠レンズの焦点調節はカメラの焦点調節用ギヤによっておこなうのではなく、鏡胴のリングをまわしておこないます」

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気になったのでコンタックスはどうだったのか調べると(実際はAIに調べてもらってる)、ニコン同様の指示がされていて、特に戦前のⅡ、Ⅲ型では「長焦点レンズではレンズ側のフォーカシングリングを直接回す。ボディ側のフォーカシングホイールを使うと、機構を傷める可能性があるので使わない」とまで記されているそうです。

 

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2026年9月23日 (水)

🛴乗り捨て!?

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、品川駅港南口。

シェアタイプの電動キックボードが私が見た限りで2日この状態でした…。乗り捨てられたんでしょうか?

そもそもクレジットカードが無いと利用できないはずなんだけど、請求とかどうなるんでしょ…。

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2026年9月22日 (火)

Leica-METER MR

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ライツの純正とされている「ライカメーターMR」ですが、製造はライカでは無くてMetrawatt社であることが明かされています。

ところが、ここにある取扱説明書にはMetrawatt社以外の社名も記されていて、何ぞや?と思いました。

ライカメーターMRが発売された当初の説明書にはMetrawattしか記されていなかったようなのですが、ここにある説明書には「BBC」とか「GOERZ」とも記されています。

これを調べたら、複雑な大人の事情が背景にありました。もともとは独立した会社であったドイツ・ニュルンベルクのMetrawatt社と、オーストリア・ウィーンの計測器メーカーGoerz社は、スイスの大手電機メーカーのBBC(Brown,Boveri & Cie.)の傘下に入ってしまう経緯があるのです。

この説明書はそういう時代になってから刷られたものなのでしょう。

 

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もともと、この説明書を話題にしようと思ったのは一緒に日本語版の説明書もあったから。その日本語版の表紙には「英文使用説明書と対訳になっておりますので、写真は英文のものをご参照ください」と記されていて、画像のところは空白になっていて文字しかないのです。

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★Gallery 463にて、澤村徹 個展「鋲ジャン魔法少女」開催中です(9月29日まで)。

 

 

2026年9月21日 (月)

おでこの大きさが違った

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カメラ屋になって30余年、今までに見て来たニコマートの台数なんて当然覚えていませんが、その数はアサヒペンタックスSPあたりと並んで一眼レフの中ではトップレベルだと思います。

そのニコマートの中で一番見ているのは、FTNかと。

アクセサリーシューの無いFTNに対して、次のFT2はホットシューが付いただけの違いくらいにしか思ってなかった、私。

上の画像、前面から撮ったのも上方から撮ったのも、上の2台がFTNで下の2台がFT2です。

ま…実際、機能的な差はそれ以外ほとんどなくて、使いやすさを良くした…くらいの差なので、ボディは全く同じものと思ってたのです。

ところが今回、ペンタカバーの形状がちょっと違うことに気付きました。そりゃ、そこにホットシューが付いたんだから違うでしょ〜と言う人もいらっしゃるでしょうが、それでも私はおでこの大きさとか全く同じと思っていたんです。

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少し前にFTNやらFT2が数台ずつ同時に入って来て、そこに値札を貼ろうとした時のこと。FT2の方は黄色の値札がギリギリでキッチリ貼れるのだけど、FTNの方は黄色の値札の上側の両角がちょこっとはみ出てしまうのです。

シルバーボディのこの画像の方がおでこの大きさの違いが分かりやすいかな…。

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さらに、もう一点大きな違いが…FTNではおでこがそのまま頭頂部まで広がって、貼り革はそこを避けて凹状に貼られていたのが(一番上の画像で上方から見たFTNのシルバーボディが分かりやすいかと)、FT2ではおでこが頭頂部まで広がらず、貼り革は大きくベタッと貼られるようになってます。

あと、「Nikomat」の書体も違います。

 

★本日21日(敬老の日)、澤村徹 個展「鋲ジャン魔法少女」の会期中ではありますが、台風接近による悪天候のためGallery 463は閉廊させていただきます。

 

 

2026年9月20日 (日)

ホンモノ vs ニセモノ

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どちらも「ニコンSPの使い方」、31ページまである普通にちゃんとしたボリュームの取扱説明書なのに、ニセモノ!?と思いますよね?

すみません…正確にはニセモノではなくて、今から26年前に雑誌「カメラGET!」に付いていた別冊付録の復刻版です。

内容は1ページだけ除いて、比較して見せるまでもなく同じなので「完全に複写?」して版を作っているんじゃないかと思います。唯一違う1ページは表紙の真裏のページ。見出しからして、「お願い」と「御注意!」で違います。

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復刻版のベースになったホンモノと、ここにあるホンモノの発行時期が少し違うので、そもそも表紙の真裏のページだけ内容が違うんでしょうね。

あと、復刻版は復刻版としてちゃんとわきまえているので裏表紙の下の方だけは、それと分かるように付録であることを記しています。

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そして、ホンモノであろうが復刻版であろうが~今まで気にしていなかったことがあって、裏表紙の右下に「Kame,」と筆記体のサインのようなものがありました。

たしか~?と思って確認すると、当時、ニコンのカメラやカタログ・パッケージなどのデザインを担当していたのが亀倉雄策氏なので、亀倉氏の「Kame」サインで間違いないでしょう。

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*画像は4枚とも左側がホンモノで右側が復刻版です。

 

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2026年9月19日 (土)

特許登録と意匠登録

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アルコ35の軍艦部に記された3つの番号を見て、「米国が技術を買いに来た日本の独創カメラ」を広告で謳っていたんだよなぁ〜と思い出しました(結果的に取引きは成立しなかったらしいけど)。

その記された番号は「PAT. 405529」「PAT. 202086」「REG. 103138」

PATは特許だと分かりましたが、REGを知らなかったので調べだら、意匠・実用新案登録でした。

これら3つの番号がどの技術や意匠に対してのことなのか、AIに聞いてみました。

『「Pat. 405529」が指すメカニズムは、アルコ35の最大の特徴である「ラック・アンド・ピニオンによる正確なレンズボード繰り出し(ピント合わせ)機構」および「前蓋を閉じると自動的に無限遠(初期位置)にリセットされる連動機構」に関する特許です。』

とのこと。

『「Pat. 202086」が指すメカニズムは、後期の「アルコ35オートマット」で本採用された「フィルム巻き上げ・シャッターチャージの自動同調機構(セルフコッキングシステム)」、およびそれに連動する「逆算式フィルムカウンター機構」に関する特許です。』

とのこと。

『「Reg. 103138」は、アルコ35ならではの「ボディ背面左側に配置されたフォーカシングダイヤル」や「トップカバー周辺のレイアウト」など、外観デザインと操作配置の意匠登録にあたります。』

とのこと。

AIは締めに『これら複数の特許・登録が組み合わさることで、他社の真似ではない「世界で最も精密な35mm蛇腹カメラ」と呼ばれるアルコ35のシステムが作られていました。』とも言っています。

だから、アメリカが技術を買いに来たんでしょうね。成立しなかったけど。

でも、AIさん一つ間違えていることに気付きました。ボディ背面左側にフォーカシングダイヤルがあるようなこと書いてますけど、これは間違ってますね。実際はボディ上面左側の巻戻しクランクの下部外周にありますから、フォーカシングダイヤルは。

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★Gallery 463にて、澤村徹 個展「鋲ジャン魔法少女」開催中です(9月29日まで)。

 

 

2026年9月18日 (金)

フィルターに製造番号

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Kenkoから出ていた「HF」という特殊フィルターなんですが、レンズフィルターとしては珍しく製造番号が記されているのです。

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ガラスを見てもどんな効果のフィルターなのか分からないので調べてみました。

以下、HFフィルターの元箱に同梱されている説明書きを抜粋します。

「街灯照明の発達した昨今、夜空は空気中のチリ等で拡散された水銀灯やナトリウム灯等の街灯光で薄ぞんやりと明るくなってきています。この薄ぼんやりとした夜空の明るさ(街灯光の悪影響)は"光害“と呼ばれ、天体観測や天体写真撮影の妨げになっています。HFグラスは光害の元である街灯が特に強く発している光をカットしていますので、夜空を暗くして星や星雲をクリアに引きたたせます。」

とのこと。

さらに、以下の説明から製造番号が記されている理由が察せられました。

「別紙の分光透過率曲線表について/HFグラスは一種の蒸着フィルターですが、蒸着フィルターは製法上一枚一枚の性能にばらつきを生じてしまいます。そのためHFグラスでは現品を実測した分光透過率曲線表を添付し、その分光性能を保証しています。」

というわけで、諸々と話の筋としては理解出来ましたが、天体系の撮影での実際の効果のほどをお見せすることが出来ません。

その代わりに全然意味はありませんが、iPhoneのレンズに当てて撮ってみた画像を添えておきます(>_<)

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★本日18日から、Gallery 463にて澤村徹 個展「鋲ジャン魔法少女」スタートします(9月29日まで)。