我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2012年8月18日 (土)

七洋光学工業

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レアはレアだけど、雑草的レア度なカメラ。

七洋光学工業のプラトーシックス(Pluto Six)L型。1954年モノ。正直なところ、ネットで検索してもほとんどデータありません。

朝日ソノラマの「国産カメラ図鑑」に辛うじて載っていました。

希少度★★★☆☆(五つ星中三つ)。この希少度の説明を抜粋すると、

  • 入手するのに一年位かかる事もある
  • 戦前のカメラの平均値
  • 戦後の小メーカーの製品は平均値  とのこと。

確かに、3番目に該当しますね。

また、同図鑑には「shichiyo optical co.」と表記され、「冥界の王プルートにちなんで命名されたが、何故かプラトーと誤読されて通称となってしまった」と、説明あり。

さて、「国産カメラ図鑑」と実物を比べて気になることが2点。

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今回カメラと一緒に入って来た元箱には「Shichiyo」ではなく「NANAYO」と表記されてます。「七洋」の読みが違う。。。

愛用者カードには「プラトー」と書かれていて、通称どころじゃなく、メーカー公認の正式名称になってます。

この2点、どう説明してくれましょう(笑)、、、朝日ソノラマさん。

さらに、カメラ本体や革ケースに刻印されたマークが紛らわしい。「7」の数字をバックに「PLUTO」のアルファベットがデザインされているマークなのですが、これじゃ、「プラトー セブン」みたいじゃないですか。カメラの名称は「プラトー シックス」なのに。

「7」が、「七洋」の「七」であることは分かりますが、これは紛らわしいですよね。

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2012年8月17日 (金)

ニコニコマークにホッコリ

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ペンタックスのニコニコマークにホッコリ…。

ペンタックス一眼レフの露出モードにあるニコニコマークが好きだ!って話題を、もう何年も前に載せました。

このマーク、MZシリーズだけかと思っていたら、その前のZシリーズにもあったんですね。

画像の中のカメラはZ-20なんですが、動作確認しようと思ってバッテリーを入れて電源ONしたら、思わずニコニコマークが登場して、ホッコリ…してしまったわけです。

ちなみに、MZシリーズでは、MZ-7 MZ-10 MZ-30 MZ-50あたりに装備されていて、取説によると「標準モード」と表記されていますが、Zシリーズでは、Z-20 Z-70あたりに装備されていて、「グリーンモード」となっています。確かに、ニコニコマークの下地は緑色になってます。

ただ、MZシリーズの光るニコニコマークは、光ると黄色地でした。それが余計にニコニコマークに見えてしまうわけです。下の画像参照。

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さて、お気付きの人もいらっしゃるかと思いますが、「グリーンモード」というと最近のペンタックスのデジイチにも、□(緑色の四角マーク)モードがあって、同じく「グリーンモード」と命名されています。

ということは、このニコニコマークはその祖先ということになります。それを知ったのが、お盆の8月15日だった~というのが、実に因果な感じ。

 

第85回 得?or 特?

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ロンドンオリンピックが終わり、観戦に熱中していた人の興奮もそろそろ冷めて来た頃かと思います。

今回の得特企画は、カメラと全然関係なくて、オリンピック系です。

買取り依頼で送られてきたモノの中に間違って一緒に入っていたのですが、依頼主さんが「処分して~」とのことなので、まとめて引き取りました。

1964年東京オリンピックのピース(煙草)の箱各種。

いろんな競技のイラストが入っていて、中包みのアルミ箔には五輪マークが型押しされています。

骨董市なんかでは、案外といい値段が付いていたりするようですが、決して状態も良くないし、全種類揃っているのかどうかも不明だし、ダブっているものもあるので、まとめて売っちゃいます。

送られてきた時に入ってた、これらピースの箱が入っていた1967年ホンダF-1のプラモデルの元箱もオマケで一緒にお願いします。

お値段は全部まとめて500円。 我楽多屋ご来店早い者勝ちです。

2012年8月16日 (木)

ロクヨンマル

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上の画像、フィルムカメラの巻上げレバーの裏側です。

ふつうあまり見る角度じゃないので、覗きでもしているような不思議な心地。

そして、このカメラはニコンF。

ニコンFは15年余りに渡って製造されていたので、細かい部分で少しずつ仕様が変わっていたりします。その中で最初期(製造番号640****)の個体の希少性が高く、「ロクヨンマル」と命名されたりしてマニアに珍重されています。

ただ、使われている途中で新しい部品と交換されている個体もあって、すべてがオリジナル状態!というのはさらに珍しい。

この個体もセルフタイマーのレバーは、中期のものに変えられていました。

さて、この巻上げレバーはどう違うのかというと。裏側がご覧のようにくり抜かれた仕様。軽量化のためなのか、正確な理由は不明。

このあと、裏がくり抜かれていないレバーになり、次は、プラスチック製の指当てが付くようになります。

他にも、製造番号640****特有の特徴があるのですが、正直、この手の細かいレベルになると、ニコンマニアさんに敵いませんので、それらのサイトでご確認ください、お願いします・・・。

新宿クラシックカメラ博 即売

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8月22日(水)~28日(火)まで、新宿高島屋で開催される「新宿クラシックカメラ博 即売」。

今回で第4回目です。34回の歴史をもつ「世界の中古カメラ市」を主催するI.C.S.輸入カメラ協会とは別のグループ「写真機商振興会」が主催する、中古カメラのイベントです。

今回もイベントタイトルの最後に「即売」が付いてました。まぁ、どうでもいいことなんですが、私が毎回気になって仕方ない部分です(笑)。

内容を箇条書きで~

  • オーストリア・ライカショップコーナーの開設
  • ライカカメラジャパンの特別出展
  • 25日26日、ジャンクコーナー開設
  • カメラクリニック開設
  • 写真家によるトークショー開催

26日のトークショーは、うちの店も顔馴染みの飯田鉄先生の「日独レンズ比べ」だそうです。

  • 第4回 新宿クラシックカメラ博 即売
  • 2012年8月22日(水)~28日(火)
  • 新宿高島屋11階 催会場
  • 連日午前10時から午後8時まで開催(最終日は午後6時閉場)
  • 主催/写真機商振興会(http://www.camera.jp/
  • 企画協賛/ワールドフォトプレス(モノ・マガジン)

2012年8月15日 (水)

シャッター幕の「K」

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「ライカⅢc」には、画像のようにシャッター幕に「K」のプリントされたものや、軍艦部の製造番号の最後に「K」の刻印をされたものが存在します。

合わせて、2700台~5000台くらいあると言われています。一部では、これは軍用であるという見方もあるようですが、すべてが軍用ではないそうです。

では、「K」は何の印なのか。

これはシャッター軸にボールベアリングが使用されている仕様(通常はグリスだけで済まされている部分)。

寒冷地での凍結を防いで、確実にシャッターを切れるようになっていて、高空を飛ぶ航空機での使用にも向いているそうです。

この希少な「K」印のシャッター幕ですが、幕に塗られたゴムが劣化しているものが多く(70年程前のモノだから仕方ない)、実際の撮影に支障をきたすようになります。

だからと言って張り替えてしまっては意味がなく、所有している人には悩みどころでしょうね。使うライカなのか、見るライカなのか、の判断を迫られるわけですから。

ただ、見るといってもレンズを外して~画像のようにしないと見えないですが。。。

2012年8月14日 (火)

偽貫禄が剥げたら~

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偽貫禄加工後

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偽貫禄が剥げた後

本日の2枚の画像、上のが偽貫禄加工後(Before?)で、下のが偽貫禄が剥がれた後(After?)です。

一昨日、アローカメラ&我楽多屋のフェイスブックページにフジX10の画像をアップしたところ、「偽貫禄が剥がれたら、それも貫禄なのか…?」というコメントをいただきました。

この件を考え始めると、非常に難しい問題のような気がしてきます。

施した偽貫禄加工が剥げたら、また塗ればいい~的な観点でいうと、違うタイプの貫禄を施したりして繰り返し楽しめるわけで、これは原点回帰的な気分になれるのです。

ところが、そうやって偽貫禄加工を繰り返していると、それが被膜になっていつまで経っても本貫禄にはなれないのです。

また、「偽貫禄が剥げることも貫禄」と見る的な観点で言えば、最初に少々大袈裟に偽貫禄加工を施せば、剥げていく途中でイイ感じな(偽)貫禄レベルに達する時があるわけで~、「今が旬!」みたいな味わい方もあるのかも。。。

まぁ、どれがいいのかは各個人の判断でして、自分の裁量で楽しめるのが趣味ってものですからね!

2012年8月13日 (月)

この深差(深さの差)は何?

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レンズフードってのは、広角レンズでは浅く、望遠レンズでは深くなるもの。また、ズームレンズの場合は望遠側を基準に作ってしまうと、広角側でケラレてしまうので、浅くなるもの。

画像のフードはどちらもオリンパスOM35-70㎜用。ともに、そう表記されています。

35-70mmといっても、OMレンズにはF値が3.6のもの、4のもの、3.5-4.5のもの、3.5-4.8のものと4タイプも存在するので調べたところ、深い方はF3.6用、浅い方はF4用であることが、取付け部の径から判明。

ちなみに、深い方はフィルター径58㎜用、浅い方がフィルター径55㎜用。

ところで、この深さの差は「何なの?」ってくらいな差ですよね。ちなみに深い方、135㎜用のフードとほぼ同じ形してます。

フードの深さってのは、そのレンズ専用に作ればレンズの形状も影響してくるだろうから、こうやって並べてみて一概に深さが違うから~変!とは言えないでしょう。

また、オリンパスさんが広角寄りでケラレてしまうようなフードを作るわけがないので、この差の違いには、正当な説明がされるはず。聞いたみたい知ってみたいものです。

それにしても、この深さの差、すんげぇ~よなぁ。。。

2012年8月12日 (日)

あまりクイックでない・・・

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このアクセサリー、三脚系であろうことは推測がつきます。

横にあるポッチが何かな?と気になったものの、底面に「Ernst Leitz Wetzlar」の刻印が無ければ、深く考えずにスルーしちゃっていたかもしれません。

結論を先に言うと、これはいわゆる「クイックシュー」。1936~1949年まで「SDOOG」という製品名で製造されていました。

横のポッチを押すと、上側(カメラ側に付ける)の台座が外れる構造になっているのですが、この個体は押すポッチの動き(スプリング)が固くて、外れることが分かるのに時間がかかってしまったので、クイックシューであることにすぐに気付けませんでした。

なので、タイトルに書いてしまった「あまりクイックでない…」はこの個体のコンディションによるもの。ちょっと前に「あまり自由でない… 」自由雲台を紹介したことがあったので、それに引っかけたまでです。

でも、画像でも垣間見れると思いますが、上側の台座が外れる仕組みがちょっと変わっていますよね。

一緒に写っている赤い布が貼ってある部品は、太ネジから細ネジに変えるアダプター。材質と外径がちょっと違うので、これは純正なのかどうか不明。

今回もうひとつ気付いたのが、昨日のケーブルレリーズ同様、「ライカポケットブック」によれば、どちらも希少品の部類に入るものであること。今日の「SDOOG」はレア度「R7」で飛び抜けて珍品クラス。昨日の「FISEX」に至っては、レア度「R8」の展示品クラス、とのこと。

2012年8月11日 (土)

なっげぇ~レリーズ

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よく言う「レリーズ」とは、離れたところからカメラのシャッターを切るためのアクセサリー「リモートレリーズ」のこと。その仕組みとしては、柔軟なケーブルを利用したケーブルレリーズが一般的です。

レリーズ時のブレを防ぐ目的であれば、それ程長い必要もなく、30~50cmくらいのものが普通。

遠隔操作的な目的が加わって、より長いものが必要となると、ケーブルでは操作が重くなったり鈍くなったりするので、ケーブルじゃなくて空気を媒体とするエアーレリーズなんてのもあります。

ところが!です。ここにあるケーブルレリーズの長さと言ったら!なんと、大まかに計ったら6mもありました。

我楽多屋に来られたことのない人にはピンとこないでしょうが、上の画像のように、店の中央に置いてある大きな商棚を一周する長さです!!

で、よーく見たら、金属部分に一ヶ所だけ「Leitz」の刻印を発見。

ライカポケットブックで見たら、「FISEX」という20フィートのケーブルレリーズがあるらしい。20フィートって、約6mじゃん!まさにこれがそれなのか!

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