「セルフタイマーの魅力!」?
1955年2月号のアサヒカメラに掲載されている、千代田光学精工「ミノルタ35」の広告です。
セルフタイマーの魅力として、3項目が挙げられています。
- 最も一般的な記念撮影の場合
- 前景に妨害物がある場合又は特殊なカメラアングルを必要とする場合
- 接写、複写の場合
大きく描かれているイラストは、2番目の後半の場合の例えを表現しているのでしょうが、これは相当に稀なパターンというか...盗られた人が驚いた顔しているので、現代では気を遣わないといけない盗撮ですね(>_<)
同じく2番目の前半の場合「前景に妨害物がある場合」の条件がイマイチ分からないのですが...。私の考えているポイントがズレているだけで、実は簡単なパターンなんでしょうから、分かる人どうか教えてください。
さらに、ミノルタ35の特徴として「自由スタートのセルフタイマーが着いている事は最大の魅力です」と記されています。最初はこれも分からなかったのですが、多分以下の解釈で合っていると思います。
それ以前のカメラのセルフタイマーの多くは、セット後にスタートさせるとシャッターが切れるまでの時間が一定だったのですが、ミノルタ35のセルフタイマーはレバーを止める位置を任意に決められるので、その位置によってシャッターが切れるまでの時間を変えらる~という解釈です。以降、こういうセルフタイマーの方が一般的になっていきますけどね。
ちょうど、我楽多屋に広告に載っているのと同じミノルタ35のMODELⅡがありました。
- アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。
- 更新は少ないですが…X(旧ツイッター)(https://twitter.com/arrowgarakuta)とインスタグラム(https://www.instagram.com/arrow.camera_garakutaya/)もあります。