我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年7月

2024年7月 2日 (火)

多分、MADE IN CHAINA

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このカメラ、私は今回が現物を初見かと思います。仲間の業者から回って来た「Vivitar V3800N 50mm/F1.7付き」。

チェックをすると、レンズに少しカビ、露出計がズレという状態でした。シャッターは数回切ってみて~大丈夫と判断しました。

値札を確認して、さぁ店に並べようかと思って~何気に巻上げレバーを操作したらシャッター切れずに
何度でも巻上げ出来る状態に。こりゃ、ダメだ…と思ってバックヤードに下げたのです。

下げてからも何度か動作確認をすると普通に動作する時もあるのですが、そこそこ繰り返し何度でも巻けてしまう症状もみられました。

その業者が次に来た時に状態を伝えようとすると、まったく普通に動作するのです。正直かなりな回数の空シャッターを切ってみたのですが…。業者に仕切りを値を下げる承諾を得て、値札の価格をそれなりに下げて、そういう症状の可能性あり…で様子を見ながら、店に並べようということに。

で、翌日。値札を付け替えて店に並べようとしたら、また全然まともに動かないのです。ダメだこりゃ…。

数時間後、興味本位で試したらちゃんと動きました。スミマセン、ちょっとヤケになって20~30回シャッター切りましたが、今だに大丈夫。私はもう、これを動作品として売るのは無理です…。

 

さて、このVivitar V3800Nというカメラ。コシナ製では?と思う人もいらっしゃるでしょうが、これは中国製と思われます。カメラの各所にアレを思わせる部分があるのです。2007年にKenkoさんが突如発売した一眼レフカメラKF-1N他のあのシリーズに似ているのです。

下の画像で赤丸の中にある多重露光ボタン(これが今回の不具合を起こしているような気もしていますが…)や、黄丸の中にある絞り込みレバーがソックリ。

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ということで、ボディにはどこにも「MADE IN CHAINA」とは記されていないんですけども、今回の個体のトラブルは中国品質…ゆえなんでしょうかね…。

 

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2024年7月 1日 (月)

後押しを感謝される

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一昨日のこと、このカメラ「ニコンD610」をご持参されたお客さんから「後押しをしてもらったおかげで良いカメラを買えました。ありがとうございます」と言ってもらえました。

他のお店で購入された中古カメラで感謝されるなんて、ちょっと不思議な感覚と言えなくもないけど、嬉しいものです。

実は2ヶ月近く前にFacebookページにはアップした下の画像。これがこのお客さんが前回ご来店時にご持参されていたカメラ。

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その時に「2005年発売のニコンD50、新品で買ってワンオーナーものだそうです。かなり使い込まれた感あって、代替え機も物色中だそうです。装着されている初期のAFニッコールを多数お持ちだそうで、一眼レフかミラーレスか、フルサイズかAPS-Cか等々…迷っているそう」と、ここまでは書きました。

付け加えると、その日 我楽多屋へ来られる前に寄った新宿の他店でニコンD610が2台並んでいて、気になったものの手に取って見ることはなかったのだそうです。手に取らなかった理由は、初見で迷い始めたばかりなのにウインドウから出してもらってまで…というお店への気遣いがあったみたいです。

それに対して私は、興味本位で見るだけじゃないのだし、購入を前提に〜なら見せてもらうって判断するのがいいんじゃないんですか?みたいなことを言ったのです。

だって、聞かせていただいた話の内容から迷ってる内容にしっかりと筋が通っていると思いましたから。そろそろ寿命を感じているのはDXフォーマットの一眼レフなわけで、買い換えるのであれば、多数お持ちになっているフィルム時代の初期AFニッコールレンズをより活かせるのは、FXフォーマットの一眼レフの方なわけで。でも、今後のことを考えてミラーレスに乗り換えるのもありだけど、それでは結局のところ所有レンズが中途半端…になり、ミラーレス用を買い揃える必要も出て来る~などなど。

結局そのお客さんはうちの店の後に再びそのお店へ行かれて、気になったD610を見せてもらって即決心が着いて買われたのだそうです。

2台あったD610は同じ値段だったそうです。見た目がちょっと劣る方はチェック済みの動作品。見た目が新品同様の方(お客さんが買われた個体)は詳細までは未チェック品。お店の人にも後者を勧められたそう。後から確認したら1500ショットくらいしか撮っていない良品だったそうで、ご満悦。

というわけで、後押しをした!?私に感謝の言葉をくださったのです。

 

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