リコーの24-40mm
現物が手元に無いのに、何それ!?的なことが発覚してしまうシリーズ。
今週月曜日のブログでした。樽みたいな形をしたキヤノンEFレンズから、それと同時開発されたEOS700の特殊機構をそのカメラボディが手元にないのに、初めて知った!出来事がありました。
今日は専用フードから、それを使うレンズの出処が判明する~という出来事です。
「RICOH 24-40mm φ72」と記されたレンズフードを発見しました。はて?リコーにそんなスペックのレンズがあったかな?と思いました。
ネットで検索しても情報は非常に少ないのですが、「RIKENON P ZOOM 24-40mm/F2.8」というレンズが存在したのは事実でした。
24-40mmでF値2.8通し~というと、トキナーにありましたよね、同スペック。それが分かると、このフードのデザインもトキナーによく似たフードがちょいちょい存在しているよなぁと気付くわけです。
下の画像、右がリコーで左がトキナーと記されていますが、全く同デザインです。
すると、リケノン24-40mmはほぼ間違いなくトキナーのOEMでしょうね。かつて日本カメラ社が毎年発行していたカメラ年鑑で確認したところ。リケノン24-40mmもトキナーの24-40mmもレンズ構成・最短撮影距離は同一、サイズと重さもほぼ同じでした。リケノン24-40mmはカメラ年鑑の1987年版~1992年版までに載っていました。
そういえば~リケノンの50mm/F2の初期モデルが富岡光学製だそうで、「和製ズミクロン」と呼ばれたりしていますが、リケノンズームの24-40mm/F2.8がトキナー製と分かっても、特に騒ぐ人は誰もいないのしょうね…悲。
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