グリップ良き
黎明期のデジタルカメラには、凝ったデザインの特徴的なカメラが案外とあったりします。
その中で当時はそれなりの市民権を得ていた感じもあった「スイバル式」と呼ばれるデザイン。カメラの本体部とレンズ部が回転することで自由なアングルでの撮影を可能にしたものでした。
このカメラもその一種だと思います。2001年発売のSONY「サイバーショット DSC-F707」。
私が今回このカメラを手に取ってみた感じたのは、ホールド感がとても良いこと。左手で円柱形のレンズ部分をガッチリと握ることでの安心感が抜群。もちろん右手でのグリップは普通のカメラと同様なので両手で構える感を強く意識出来るのです。
そんなの知ってるわ~という人が多いでしょうけど、実際に構えてみるとその安心感により納得されることでしょう。
このスイバル機構。もちろん360度クルクル回転するわけではなくて、可動範囲は下の画像の間だけですが、特にローアングルで撮りたい時にウエストレベルで構えるのは実に良きです。ハイアングルも可能。
デジタルカメラの進化の流れは液晶画面だけが動くバリアングル式やチルト式になってしまい、スイバル式は全滅?してしまったのが残念です。
- アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。
- 更新は少ないですが…ツイッター(https://twitter.com/arrowgarakuta)とインスタグラム(https://www.instagram.com/arrow.camera_garakutaya/)もあります。