フィルムの「*ist」
ペンタックス製デジタル一眼レフの初期に「*ist」を名乗る機種が5機種ほどあったことを知っている人、もう少ないかもしれません。20年近く前の話ですから…。
さらに知っているのが少なそうなのが、フィルム一眼レフにも「*ist」を名乗るものが1機種だけあったこと。
ちょうど20年前の2003年4月に発売されています。ペンタックス製フィルム一眼レフで最後に発売された機種で、クラス的には初~中級機って位置付けでしょう。デジタルカメラが普及し始めていた頃ですし、市場に出た台数もそれほど多くないと思うので、今となってはほとんど見掛けない機種となってしまいました。
そのフィルムの「*ist」にバッテリーグリップを付けた綺麗な個体を先日見せていただく機会がありました。レンズはMFレンズが装着され、そこに付いているフードはDAレンズ用な点がマニアックですね。
さて、今まで「*ist」という機種名にあまり関心を持ったことがなかったのですが、今回いろいろと検索していたら、当時のプレスリリースに記されていたという情報を得ることが出来ました。
「*istのアスタリスクはコンピュータ用語で、あらゆる文字の代わりをする”ワイルドカード”のひとつ「*(アスタリスク)」と、<~する人><~主義者>といった意味を表す英語の接尾語「-ist」を組み合わせた、当社一眼レフカメラの新ブランドです。「*」は色々な語句に置き換え可能で、例えば、Artist(芸術家)、Liberalist(自由主義者)、Idealist(理想主義者)、Naturalist(自然主義者)、Humanist(人道主義者)といった人たちを表す言葉にすることができます。「*ist」はこういった”自分の考えにこだわりを持ち、前向きに生きるすべての人たちへ”という意味合いを込めて命名しました」
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