角形のF用
ニコンのフィルム一眼レフ時代のディオプターレンズ(視度補正レンズ)というと、画像のような四角いプラケースに入ったうえに角筒状の化粧箱に収められているイメージをお持ちの方が多いと思います。と言っても、あてはまるのは50歳前後以上の人かもしれませんが…。
今回出て来たのは、ニコンFアイレベルファインダーの初期型や外光式露出計タイプのフォトミックファインダー最初期型など接眼部が角形のものに対応したディオプターレンズ。
当時は箱もこのような体裁だったのですね。富士山マーク入りのビニール袋に収められ、箱にはベルベット調の中敷きがされています。
この体裁のディオプターレンズをあまり見掛けないのは、接眼部が角形だった時期が短いのもあるでしょうが、角形の接眼部にハメて丸型のディオプターレンズを取り付けできるようにするアダプターが追って用意されたのも一因でしょうね。
本文では通じやすいと思って「ディオプター」という言葉を使いましたが、ニコンは「修正」の意味である「コレクション(Correction)」という表現を長い間使っていたようです。ただ、最近の製品のパッケージを見ると「DIOPTER-ADJUSTMENT VIEWFINDER LENS」と記されています。
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