キエフ303とミノルタ16
超稀少!ってわけでもないようですが、私はこの「キエフ303」というカメラの実物を初めてみたんじゃないかと思います。製造番号の最初の2桁が製造年というお決まりのルールに従っていれば、1992年製造。そんなに古くありません。
手に取って見て、側面にあるシャッタースピードと絞り値を変えるダイアルや、ボディを開いた時に見える部分の意匠を見て、「これはミノルタ16(1957年発売)のコピーだよなぁ~」と気付きました。
ちょうど我楽多屋にミノルタ16があったので、こうして並べて比較することが出来ました。
こうなると、これらのボディとカバーは互換性があるのでは?と、ちょっと危険な思考になってしまいました。
結果、ミノルタ16のボディにキエフ303のカバーを付けることは出来ました。その逆でキエフ303のボディにミノルタ16のカバーを付けようとしたら~かなりキツイので、無理して付けて外れなくなったら困るのでやめておきました。
あと、フィルム室を開けてみたら~キエフ303にはフィルムカートリッジが入っていたので、それをミノルタ16の方へ装填を試みたのですが、巻上げ軸がキエフ303の方が僅かに細いようで装填できませんでした。
このように、キエフ303はミノルタ16のほぼコピー機なのですが、ひとつ大きな差を発見。キエフ303のシャッターボタンの横には「0.5~1~2~・~∞」が記されたダイアルがあるので、目測ですがフォーカシングが出来るのです。ここは進化というかグレードアップしています。
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