アイレスフレックスの何?
先日Facebookページにアップしましたが、キヤノンのバルナックライカ型レンジファインダー機には機種名が記されていないので、確実に機種名を特定する時のためにこの本を頼りにしています。
また、昭和20年代に多数存在した国産二眼レフカメラも機種名を記していない機種がほとんどで、これらの機種名を確実に特定するのに難儀することがちょいちょいあります。
機種別に写真が掲載されている本や当時の広告を集めた本などを頼りに機種の特定をするのですが、当時は4畳半メーカーなどと呼ばれた小さな製造者も多く、カメラの構造や機能的な差よりも組み合わせれているレンズやシャッターによって機種名を判断しないといけないパターンもあります。
結果、本には載ってなくて特定出来ないことも…。
今回のアイレスフレックスもかなり難儀しました。多分「U」型だと思います。
「U」型には、シャッターがコパルとセイコーラピッド、レンズはズイコーとコーラルとエクセルシーアがあって、これらのシャッターとレンズの組み合わせに数種あるようなのです。ある時期の広告には載っていない組み合わせが違う時期には存在していたりするので、そうなるともう大変です。
この個体の場合、シャッターがセイコーラピッドでレンズがコーラルです。「U」型は1952年に発売されていますがその時点ではこの組み合わせは無かったみたいで、1954年頃にこの組み合わせがあった模様です。
過去のブログ記事でアイレスフレックスに関する記事を二つ。
- ニッコール付き→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2013/06/with-3eab.html
- エクセルシーア(エクセシオール)付き→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2018/02/post-6ec4.html
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