我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2013年6月11日 (火)

with ニッコール

Z1955

今までこの二代目ブログではアイレスと言えば、35㎜カメラばかりを話題にしていました。

例えば、「アイレス35V」や「アイレスⅢC」など、どちらも味のあるいいカメラです。が、そのアイレスは2眼レフも造っています。

そして、上の画像の「アイレス・オートマット」をはじめ、数機種にニッコールレンズを搭載していて、2眼レフでは最初にニッコールを搭載したメーカーなのです。

アイレスの設計者に戦時中は日本光学に勤務していた人がいたことが、ニッコール導入を有利に出来たとか。。。

それでも、レンズの性能を十分に発揮するために、日本光学からはボディの品質・精度に強い要求もあったらしいです。

ただ、時代的な原材料不足の背景もあって、ニッコールレンズの供給にも限りがあり、程無くして、オリンパスのズイコーレンズ付きや、自社製のコーラルレンズ付きも登場します。

ズイコー付きは3ヶ月ほど前の長徳先生のブログで登場していましたね。→http://chotoku.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/d-d755.html

今回、うちにやって来た個体は、画像のようにかなり哀れな状態でして、前面の張り革はほとんど無くなってました。。。

また、ニッコール系の2眼レフネタでは、「アルペンフレックス」を製造した八陽光学が日本光学の元塩尻工場から分離独立したという背景もあって、そのレンズにはニッコールと同じ材料が使われていた~という事実もあるようです。