オートハーフ専用フィルター
約50年前、相当なヒットセールスを記録したリコーオートハーフですが、そのボディ数に対してほとんど見かけない…と言っても過言ではないのが専用フィルター。
その形状は通常のレンズ部分だけに被せる円形フィルターではなくて、露出計の受光部からついでにファインダー窓まで一緒に被せてしまう縦長の専用設計でした。
それゆえに、当時の販売価格も他のフィルターより高かったのが少ない理由なのでは?と推測しましたが、それは外れてしまいました。
1967年のカメラ総合カタログによると、リコーオートハーフ用のフィルターは800円。同じハーフ判カメラのオリンパスペン用のフィルターは22.5mm径で300円、43.5mm径で700~750円。決してベラボーに高いというわけじゃありませんでした…。
とすると、リコーオートハーフが一般向けの簡単カメラという性格上、フィルターを付けて撮影する~という人が少なかったんでしょうかね。それはペンも同じことだけど、ペンにはフィルターが付いているケースが多いような気がします。
ちなみに、そのカメラ総合カタログに掲載されているオートハーフ用フィルターは「UVS」「Y2」「ND4」の3種なので、今ここに全部揃っていることになります。
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