部屋を懐かしの街並みに
常連Tさん曰く「また、私の押し売りの喜びなんだけどね。とあるカメラ屋さんからタダでもらった元箱入りのスライドプロジェクターがキッカケの話を聞いてもらえますか?」と。
Tさんは4ヶ月ほど前に「約50年ぶりのお礼」というタイトルで話題にした、義理のお兄様にペトリの一眼レフをプレゼントされた常連さんです。
お兄様はご高齢なこともあってコロナ禍であまり外出をされていないので、プレゼントのペトリを使うことが出来ていないそうなのです。
そこで、Tさんは考えました。
お兄様が生まれ育った街並みをスライドフィルムで撮影して来たのだそうです。その仕上がりを見せてもらいましたが、神社や大きな川に架かる橋、小学校の入り口など昔の面影が残っていそうな街並みが写っていました。
これからスライドマウントに入れて、とあるカメラ屋さんからタダでもらったスライドプロジェクターと一緒にお兄様の家に送ってしまおうと思っているだそうです。
お兄様が外出を控えているのなら、プロジェクターでスライドを投影してもらって、部屋を懐かしの街並みにして差し上げようと思ってるのだと。
いいお話ですよね。
で、スライドプロジェクターをもらったお店っての、実は我楽多屋なのです(^^)
まだコロナ騒ぎになる前のことだったと思います。すでに置き場所が無くて持て余し気味なスライドプロジェクターだというのに、仲間の業者から「引き取ってくれる?」と半ば強引!?に2台引き取らせられたことがありました。
その1台がランプも生きている元箱入りキヤノンのスライドプロジェクターでした。それをTさんに差し上げたことがあったのでした。
いいお話のキッカケになれて光栄です。
ちなみに、差し上げたスライドプロジェターは上の画像と同じものだったはず。1968年6月のキヤノン製品カタログより。
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