約50年ぶりのお礼
我楽多屋にもう20年は通ってくださっているお客さんのお話です。
ご自身の結婚式をとても簡素に身内だけで行なったため、写真屋さんに撮影をお願いすることもしなかったのだそうです。なので、約50年前の結婚式唯一の写真は義理のお兄様(奥様のお姉様のご主人)が撮ってくれた写真。
そのお兄様が最近、お一人でいろいろと苦労されて寂しくしているという話を聞いたお客さんは、元気付けと結婚式の写真のお礼をしようと思い立ったのです。
お兄様が当時使われていたカメラがペトリの一眼レフであると記憶していたので、今となっては稀少な完動品のペトリをプレゼントしようと。
実は少し前、前述のご事情とともに「きれいなペトリが入って来たら教えて欲しい」と相談を受けていました。どのみち中身はオーバーホールや修理をするので、外観が綺麗なものが希望であると、型は一眼レフ初期のペトリペンタ。
結果、他店で入手されたボディと望遠レンズ、標準レンズは我楽多屋で買っていただいたものをまとめて馴染みの修理屋さんに整備してもらったうえで、義理のお兄様へお礼の手紙とともにサプライズで送ったのだそうです。
その後、お兄様からは泣きながら喜びの電話をもらったそうです。
最初から事情を話していた私にも~と、発送前に並べて撮ったお礼のカメラ・レンズの写真を報告として見せてくださいました。
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