FDレンズと埃
キヤノンのマニュアルファーカス一眼レフのレンズマウント「FDマウント」は、スピゴット式マウントという方式を採用しています。
レンズをボディに装着する際、ボディに当てがったレンズを回転させるのではなくて、当てがった後にレンズ側(ボディ側の場合もある)にあるリングを回転させて締め付ける方式のマウントです。
これはレンズのリヤキャップを装着する際も同じ理屈でして、そのやり方を知らない人がキャップの脱着をする際に無理な力を加えるので、ちょいちょい面倒なことになることがあるのです。
この面倒なことについては、今までに時々不満を告白をしてきました…→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/11/flfd.html。
が、過去の検索をしたらブログでは1回だけで、後はFacebookページあたりで発散していたようです(>_<)
これ、FDマウントが嫌いなわけじゃなくて、軽率な行動をする方に苛立ちを感じていたわけなんですが、今回はFDマウントの存在自体に苛立ちを覚えることがありました。
実は今までも少し気になってはいたのですが、コロナ感染拡大防止の臨時休業で1ヵ月半ほど店内で誰に触れられることもなく、はたき掛けの掃除もほぼせずに放置されていたレンズを再開前に掃除をしていて改めて気付きました。
レンズマウント側を上にして置いておくと、当然ながら上面に埃が積もりますよね。ほかのマウントならリヤキャップをしておけばキャップに埃が積もるだけで済むのに、FDマウントの場合はキャップとマウント部の隙間に埃が侵入していくんですよねぇ~。
上の画像で黄矢印の先の隙間が、それです。
この隙間が下の画像のように、レンズ1本あたり3ヶ所あるわけですよ…。
この隙間に入った埃がレンズ内に侵入することはないでしょうし、積もった埃が不具合を起こすまで~って事態はそうそうないでしょうけど、気にはなりますよね。
FDレンズを立てて保管する際は、リヤキャップ側を下にして置いた方がいいかもしれません。
*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、および ブログ「カメラ買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。