我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2017年3月24日 (金)

書道とフィルムカメラ

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先日ある知人がカメラ屋をやっている私に、こんな話をあえてしてくれました。

「還暦近くなって書道を始めたのだけど、10万円20万円する硯なんてザラにあって、擦るたびに減っていく墨だって数万円するものがたくさんある。手紙じゃなくてメールでやりとりし、手で字を書くことすらドンドン減っているこのご時世に、書道を趣味としてやっている人が多いことにビックリした~。書道って、フィルムカメラの世界と似ているような気がした~」という話でした。

たしかに、興味深い観点ですね!

カメラの世界も写真を撮る・見る・送る・残すという点で利便さだけに注目すれば、デジタルは絶大です。しかし、それでもあえてフィルムで写真を撮っている人、フィルムカメラで楽しんでいる人は確実にいらっしゃいます。

その理由を一言で表現するのは難しいですけど、「深み」とか「味」なんて言葉はその候補の一つになるんでないかと思います。デジタルの世界では乏しいそれらが、フィルム撮影やフィルムカメラには確実にあるんだと思います。

また、書道の場合は「道」というくらいですから、そこにさらに精神性みたいなのものが加わるのでしょうか。なら、写道・カメ道って、どう!?すでに、ネット上のサイトや、同好会などでその名称が使われている例もあるようですが、これからの時代、もっと深く、精神的な面も含めて、「写道」「カメラ道」という観念が広まっていくかもしれませんね。

さて、今日の画像。こうなるとよく分からなくなって来ちゃいますが、スマホやタブレットの画面に指を走らせて筆文字のような字が書けてしまうソフトを使って書いた、カメ道・写道。

 

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