Graphic35
1955年アメリカ製のこのカメラは、「スピグラ」の愛称が有名な当時の報道カメラマン御用達カメラ・スピードグラフィックを製造していた「グラフレックス」社が造った35ミリカメラです。
全般的に個性的なデザインをしたカメラですが、一番特徴的なのは、ボディ前面の左右にあるフォーカシングボタンをシーソーのように操作してピントを合わせる点。
カメラを構えた状態で、右手側のボタンを押すと無限側へ、左手側のボタンを押すと近距離側へヘリコイドが前後してフォーカシング出来ます。距離計窓はファインダー窓の左にある小さな窓で、上下像合致式。
あと、シャッターボタンも変わった場所にあって、多くの人がセルフタイマーレバーか!?と思うであろうレバーを引くとシャッターが切れます。
カメラを構えた時に、右手人差し指はフォーカシングボタン、右手中指はシャッターボタン(というよりレバー)を操作する感じです。構えたまま、どちらの操作も可能なので、実に使い心地がイイです。
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