DUMMYニコン
これが、最近我楽多屋界隈で噂のDUMMYのニコンF2です。
先月半ばくらいに、「少し溜まってしまったカメラの整理~」ということで、数台数本のカメラ・レンズの買取り依頼をしてくださった常連Bさん。
ところが半月もしないうちに、SNS上で「ニコンF2を買った!」という投稿がアップされました。あれ?また増やしてる...!?と思ったら、「DUMMY」品とのこと。
いやいや、それでも本物と同じだけの大きさがあるわけで整理した意味がないのでは???と、いちおうツッコミは入れておきますが、分かりますよ、そのお気持ち。本物のF2は数ありますが、「DUMMY」はそうそう見掛けませんからね。
さて、現物を見せいただきました。なんとレンズもダミーでした。ヘリコイドは不動、絞りリングはクルクルと360°回転します。レンズも前玉と後ろ玉だけ。
そして、本丸のボディはというと、多分、外から見るところは本物と全く同じっぽいです。セルフタイマー以外は可動もします。ただ、電池蓋もモードラ用の蓋も外れませんし、中身はミラーもシャッター幕も、背蓋のフィルム圧板もない。ファインダーも外れるんですが、プリズムは入ってません。
と、見えないところはかなり徹底して省かれてます。
ところで、この「DUMMY」はどういった目的で作られたモノなのでしょうね?ショールームや販売店のウインドウ展示用か何かだったのでしょうか?
最後に、見せていただいた時に気が付いたのですが、レンズの名板の「Nikon」の文字が、ちょうど天頂側にくるようになっていました。これ、そこらにある販売された本物では、必ずしもこうならないはずです。
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