我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2016年6月 5日 (日)

通称「金ピカコード」

Dscf1149_960x1280

昨日のお客さんカメラです。

「金ピカ」といっても、保存環境や経年変化で、金というよりも銀に近くなっている個体が多いのも現状でして、それもそのはず~1933年に製造されたカメラですからね。正式名称は「ローライコードⅠ型」で、その初期モデルがこの特徴的な外装をしています。

別称「アールデコ」なんて風にも呼ばれるのは、ボディ表面に貼られた金属板に黒とニッケルメッキ(薄い金色)で幾何学的模様が描かれているから。

今回、改めて見せていただいて、ボディ側面にある巻上げノブやピントノブなどにまで、この金ピカの所以となる金属板が貼られていることに気付きました。今まで、全く意識して見ていませんでした。

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あと、背面に記された被写界深度表が背面全面に記されているのと、この個体はその表面が劣化で擦れているからでしょうか、、、お経か何かが記されているように見えてしまいました。

Dscf1148_960x1280

しかし、今から80年程前に造られたカメラがこんなにシッカリしていて、味のある存在感を発揮していること自体が凄い。で、描写だって十分に良いのです(古いものゆえ経年劣化など個体差はありますけども)。

 

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