我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2016年6月11日 (土)

Autoboy JET

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この変態カメラ...いや、変形カメラ。意外にも、本ブログでは話題にしたことがなかったようです。

キヤノンはニコンと違って、コンパクトカメラを造るのが下手ではないので、金属カメラの時代から「キヤノネット」、そして、AFコンパクト時代は「オートボーイ」、APSフィルムになってからも「IXY」と人気シリーズを輩出しております。

そのオートボーイ・シリーズの中で特徴的なモデルは数機種、今までにご紹介してきました。

 

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さて、この「オートボーイJET」は、1990年の登場。円筒形のレンズを握って撮るような撮影スタイルです。片手でムービーカメラを構えるようなスタイルは、京セラのサムライなんかにも似ています。だからと言って、特別に画期的な機能が付いているわけではなく、、、デザイン優先、奇をてらって~というのが一番の理由のような気もします。

ただ、細かい部分では工夫されているところもあります。一番上の画像で分かるでしょうか、レンズのフロントキャップが電源スイッチを兼ねているうえ、180度ターンさせて開くと、そこにあるのはストロボの発光部。発光部の前にある集光板はズームに連動して前後し、望遠側での撮影に一役買います。

それと、先日話題にした何でも付けちゃえ!系の中国製カメラみたいに、ウエストレベルでもファインダーを見られるようになっています(下の画像で赤い→のところ)。あちらは反射式でしたが、これは実像式。ちなみに、下の画像で黄色い↑は通常時のファインダー窓。

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さらに付属品のクロ―アズアップレンズには、発光部を覆うディフューザーが一体化されています。

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