スロー!?カメラ
中古カメラ屋ですから、いままで相当数のカメラの動作チェックをしてきましたが~こんな例は初めてです。
画像の「コニカ SUPER ZOOM Z-up80RC」、電池を入れたら反応しない。
あぁ、壊れている~。でも、背面の液晶表示はされるので通電はしている。普段なら、この時点で壊れている判断するのですが、今回はたまたまそのまま放置して他事を始めてしまい間もなく、ジーッと動作音。
あれ?と思いながら、再び動作確認するも不動。しばらくいじっていると、ジーッと動作音。
いろいろ試しているうちに分かったのは、電源スイッチをONにしてから5秒後くらいにレンズバリアが開き、電源スイッチをOFFにしてから5秒後くらいにレンズバリアが閉じる、ということ。
でも、ズームは動作しないなぁ~と思っていたら、こちらはテレ側もワイド側もボタンを5秒くらい押し続けていないと、動作してくれない。
幸い、シャッターボタンは3秒くらい押し続けていれば、切れてくれます。
こんな動作緩慢カメラというか、スローカメラは初めてと思います。ちょっと笑った。
残念なのは...所詮ちゃんと動作してくれても、中古市場的にはほとんど値が付けられないカメラであること…。
あと、この部分が微妙に凝った造りでした、このカメラ。構えた時に右手の親指が当たる場所にポツポツの丸い突起が幾つかあっていい感じ。ただ、そこは細かい設定をするボタンが中に隠されている扉と兼用になっているので、扉を開けるとこんな風になっていました。ポツポツは中にあって、扉に穴が開いているのでした。
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