三つ目のDiax
数日前のお客さんカメラで紹介した「Diax」。
1947年から10年程、ドイツで作られていたカメラで10種類くらいのバリエーションがあります。
Diaxの特徴は、ファインダー窓が三つ並んでいるところ。
このⅡb型の場合、三つのうち一つは連動距離計用の距離計窓ですが、連動距離計を内蔵していないモデルでは、用意された交換レンズの広角・標準・望遠用それぞれに、3つのファインダー窓が並ぶという贅沢というか...発想が簡単というか...なカメラなのです。
前述のとおり、このⅡb型では窓の一つは距離計窓なので、背面から見ると窓は二つしかありません。その二つには「50」「85-90㎜」と記されているので、広角レンズ(35mm)装着時は外付けのビューファインダーが必要になります。
「50」の方を覗くと連動距離計の二重像も確認出来ますが、「85-90㎜」の方には二重像は見えないうえに黄色く色が付いて「望遠」用であることを知らせてくれます。
ところで、85-90㎜って表記に?と思ったところ、用意された望遠レンズに銘柄違いで85㎜と90㎜があったからなんだと思うのだけど、ここを覗いてみてフレームなどは見えないので、5㎜の差は誤差として捉えられているようです。。。
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