素的な小冊子
時々やりたくなる、古いカメラの説明書へのツッコミ。今回は富士フイルムさん作成の「8ミリ撮影メモ」です。「フジカ8 T3」に付属されていた小冊子のよう。
まずは表紙のサブタイトル、「だれでも、素的に写せる」。当時はどうだか知りませんが、最近は「素敵」って表記が一般的な気がします。ただ、「素的」も「素敵」も当て字だそうで、どちらが正しいとか間違えってことではないのだそうです。
最初のページをめくって「目次」。モデルの女性に時代を感じます。ちなみに、これが作られたのは1960年代前半と思われます。
基本編が終わり、テクニック編に入る扉ページはこんな感じ。
「どのように写しても
よいようなものです
が、このように写し
たほうがよいという
代表的なテクニック
がいくつかあります」
なんかページのレイアウトが美しくないんですけど...。
「タイトル撮影」では、宣伝を強要されます(笑)。「貴方の映画のトレードマークです。必ず映画のはじめにでてくるようにします。」と、「富士フイルム」のロゴマークを入れるように指導が入ります。
「楽しいお茶の間劇場」は、いい写真ですね!楽しそう。昭和の家庭を感じます。
で、最後は自社フィルムの案内。「すばらしい8㎜フィルム」と自画自賛。
最後の最後、社名欄のマークと書体がイイですね!!
*過去の意地悪いツッコミ系ブログ記事の一部です~(笑)
- https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2009/08/post-29ef.html
- https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/12/nikomat.html
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