トマソン
「超芸術トマソン」とは、「不動産に付属し、まるで展示するかのように美しく保存されている無用の長物」のことを言いますが、、、その無用な部分をクローズアップして、カメラ系トマソンなんてのを探してみたら面白いかなぁ~なんて思ったりしているこの頃。
そのキッカケは、こんな画像をFacebookページにアップしたこと。その時に「トマソン」とコメントくださった方がいらっしゃったからです。
さて、ここにある「Keystone K185 Slim Line」という、使い捨てカメラ(レンズ付きフィルム)に匹敵するレベルの超簡単カメラ。
底面を見ると、ふつうは電池蓋になっていそうな部分に、「BATTERIES NOT REQUIRED DO NOT OPEN」って書いてあります。バッテリーを必要としないから、開きません~ってことらしいけど。
実際、蓋っぽい切れ込みはあるけど、どうやっても開きそうになりません。
それによく観察すれば、このカメラは電池を必要とするカメラとは見受けられない。巻き上げも巻き戻しも手動、内蔵ストロボの発光部らしきところは目隠しされて「K185」って型番記されてます。露出計ももちろん無さそう。
容易に推測出来ますが、ストロボ内蔵モデルもあって、それをベースにした省略版なんでしょうね、このモデルが。
これ、カメラ系トマソンとしてもよいでしょうか???
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