ロード アゲイン
変にカッコつけた感じのタイトルですが、ロードのネタを取り上げようと思ったら、その2つのツッコミどころがどちらも、ブログ初期に取り上げていたものでした。。。
でも、まだ知らない人いらっしゃると思うので、再び取り上げちゃいます。
ロードのカメラには、フィルム室にカッターが装備されているものがあります。
フィルムがまだまだ高価な時代だったからでしょうか、、、カメラに装填したフィルムにまだ残りがあっても、取り急ぎ撮影済み部分だけを現像したい!とか、勿体ないので未撮影部分はまだ使いたい!とか、そんな需要が本当にあったのかどうかは不明ですが、そういう向き用にカッターが付いていたのです。→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2008/10/post-b65d.html
あと、シャッターボタンにも特徴があります。
巻上げレバーを巻上げて、巻上げとシャッターチャージが完了すると、シャッターボタンがポンッと持ち上がって、赤い印が見えるようになります。「今、シャッター切れる状態ですよ!」って印ですね。→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/12/m4-2.html
一つ新ネタも載せておきます。このⅣB型のカメラケース。上カバーの開く向きが、普通のカメラケースと逆だと思うんですよね。
多くの場合、上カバーの背面にある留め具を外して、でんぐり返しをさせるようにペローンと前側に垂らすのだけど、これは上カバーの前方底面にある留め具を外して、背面側にバック転させるようにして垂らします。
もう一つありました!巻き戻しクランクの形状にも凝っています。複雑で説明しにくいので動画を付けておきます。巻き戻し時に引き出して、カクカクと折れ曲がっているのに、上手い具合にクルクルと回せるようになっています。
*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。
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