血統表示付
ニコンFM10やオリンパスOM2000、リコーXR-8など、ボディのどこにもそんなことは記されていませんが、どれも製造はコシナが担当していました。
こういうOEMってのは、何も最近になってからのことではなくて、古い時代からも行なわれていました。例えば、ニコンのニコレックスはマミヤが製造していたそうだし、キヤノンのキヤノネックスもマミヤ製。
で、ここにある「グラフレックス センチュリー35A」というカメラも。
グラフレックスといえば、スピグラなど大判系のカメラで有名なアメリカのメーカー。でも、これは日本は名古屋のコーワが製造していました。
その事実は同じ型のカメラが、コーワ名の「コーワ35N」で存在することからも推測出来ますが、このカメラの場合、裏蓋にまるで血統を証明するようにシールが貼られているのです。
「Made for Graflex Inc. by Kowa Optical Works in Nagoya,Japan.」
これはこれで、なんか頼もしい!!
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