我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2014年3月 2日 (日)

守れ!カメラ遺産

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先日、買取り依頼で持ち込まれた「キヤノンペリックス」。

お越しいただいたお客さんが、お父上から譲り受けたものらしいです。ただ、デジタル使いのそのお客さんには「使い切れない~」、「このままで眠らせてしまうのは勿体ない~」ということで、地元の何軒かのカメラ店に相談したものの断られるところばかりで、うちの店にご相談いただきました。

このペリックス、お父上が就職して初任給で買った思い出のカメラだそうです。今回カメラを手放すにあたって相談したところ、「捨てるのだけはやめて欲しい」と言われたこともあり、なんらかの形で次の活躍をして欲しい~という思いで、ご持参いただけたのです。

実際のところ、レンズには少しカビやくもりがありました。ボディもスローシャッターが不調気味、でもメーターは振れています。細かいことを気にしなければ、現状そのままでもまだ使える状態。

ただ、一般的な中古市場性が乏しいのは事実。買取金額を期待されてしまうと難しいのですが、今回のお客さんは事情を把握されていらっしゃいましたし、それ以上に「勿体ない」というお気持ちだったので、ご理解ご納得のうえ、買取らせていただきました。

最初にいただいた相談電話からわずか数時間、早速に横浜方面からご来店いただけたので、買取り金額も気持ちプラスしちゃいました。

でも、これとは逆に家庭にあるカメラで、結果的には捨てられる運命を辿ってしまうパターンも多いんだろうなぁ~。勿体ない。。。

 

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