世界で最初で最後
「Nikon ZOOM700 VR」、このニコンのコンパクトカメラ。いまでこそ、かなり当然な機能になっている手ぶれ補正機能を、1994年に世界で最初に搭載したカメラです。
さらに、そういう素晴らしい機能以外に、ちょっとビックリするくらいな不思議な機能が搭載されています。
これは知らない人も多いと思います。
「スケール写し込み機能~!!」(←ドラえもん風に読んでください)。
ボディの背面右上方に「SCALE PRINT」と書かれたボタンがあります。これを押して撮影すると、撮影距離に応じて、写真下部に5cm、10cm、20cm、30cm、40cm、50cm、1mの目盛りが写し込まれるというもの。
ちなみに、目盛りは自動選択されて自分では選べないそうです。また、0.75m~3mまでの撮影距離時に作動して、それ以外ではシャッターロックが働いて撮影できないそうです。
しかし、これどんな使い方するのでしょう???
最初にイメージしたのは、釣り人が釣り上げた魚の大きさを記録するのに便利そう!っての。でも、それなら防水カメラであって欲しい。赤ちゃんの成長?って言った人がいましたが、それはちょっと。。。(笑)
タイトルで「最初で最後」って書いたのは、まず「手ぶれ補正機能」、フィルムのコンパクトカメラでこれを搭載したのはこれ1機種きり。技術的・サイズ的にも時期尚早だったのか。。。あと、「スケール写し込み機能」、情報はありませんが、これは特化し過ぎた機能だったからか、他に聞いたことがありません。
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