我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2014年1月20日 (月)

ピカイチ

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カメラ背面にある(まったく無いものもありますが)右手親指の指当て部分、カメラによってそのデザインは様々。

滑り止めになるような素材が貼られているもの、滑り止めになるような突起や窪みが成型されているもの、ほとんど目立たないけど、微妙に段差だけあったり、緩やかに盛り上がってるもの。。。などなど。

田中長徳先生もカメラのこの部分の指当たりについては、話の中でたびたび話題にされているように、撮る時のホールド、持ち歩く時の滑り止めなどなど、効果はちゃんとあるのです。

ここにあるニコンの初期のコンパクトカメラ「L35AF」。

いかにも取って付けたような滑り止めが付いています。これもしかして、スライドさせて何かのスイッチになっているのでは?って思ってしまうくらい。

変なツッコミを入れてしまいましたが、この「L35AF」。市場では「ピカイチ」という名称で親しまれました。

1977年にコニカが、初のAFコンパクトカメラ「ジャスピンコニカ」を発売してから、コンパクトカメラ市場は一気にAF化します。

ニコンはそれに遅れること6年。お得意の満を持して1983年に「ピカイチ」でこの市場に参入。

単焦点35㎜F2.8のレンズには「ニッコール」と記されていないものの、正真正銘のニコン自社製レンズで、写りも良く評価されたカメラなのです。

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