ブロニカEC-TLⅡ
ブロニカのフォーカルプレーン式6×6カメラの最終版で、1978年に発売された「EC-TLⅡ」。
ボディだけで2kgある、その迫力ある佇まいはカメラ感満点ですが、すでに電子シャッター式ですので、故障すると案外やっかいです、もう今の時代。
しかし、今日のネタはそこではなくて、ボディ後方に装着されてるフィルムマガジン上面にある、黄色く四角く見えてる部分です。そう、メモホルダー。
この色からして、KODAKのフィルムパッケージでも差し込んでいるのかと思ったら、独特のロゴで「Zenza BRONICA」って書いてある。
さらに、「Insert a scrap of film carton into indicatar frame」と。
この純正!?の黄色い案内メモ、かなり貴重ですねぇ。ふつう、こういうのって使い始めたら捨てちゃいますから。
このEC-TLⅡは状態良いので、アローカメラの買取りから業者ルートにのりましたが、さすがに、この黄色い案内を抜き去ることは気が引けて、そのまま次のオーナーのところへ行くようにしました。
*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。