素見(すけん)
まずは、「素振り」というのをご存知ですか?
特に金属製機械式フィルムカメラを対象に、フィルムを入れることなく空シャッターを切って楽しむことを、一部のマニアの間で「素振り」と呼ばれています。
これは、趣きある機械式カメラの操作を味わうことに趣味性を見出し動作させて楽しむことで、また、カメラ自体の操作系を維持する目的をも持ち合わせています。
当然ながら、フィルムを入れて撮影に持ち出した時のイメージトレーニングにもなるのです。
さて最近、「素見(『すけん』と読むらしい)」を楽しむ新興勢力も登場しました。
特に、ライカ純正品などに見られる、抜群にクリアな視界の外付けビューファインダーを覗くことに趣味性を見出したものです。
これ、外付けファインダーに限らず、クリアな視界のレンジファインダー機や、ピントを合わせやすい1眼レフなどにも言える楽しみだと思うので、今後波及していく可能性も大ですね。。。
私が思うに、「素見」の醍醐味は、写欲を刺激してくれること。そして、いい写真が撮れそうな気分になれること。仕上がりを見た後のことを考えると、いいのか悪いのか分かりませんが。。。(笑)
この「素見」、「素振り」と同様、今のデジタルカメラにそれを求めるには厳しいものがあるので、今後の展開に期待大です!!
下の画像はお客さんのUさんにご提供いただいたものです。こんな風にすると、飲んでるお酒も美味しくなってくるそうです。
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