反り放題
「edixa flex(エディクサ フレックス)」というカメラ、日本ではあんまり馴染みがありませんが、西ドイツはWirgin(ウィルジン)社製の一眼レフカメラです。
西ドイツ製1眼レフを改めて考えてみると、ライカフレックスやR型ライカ、コンタレックスなどのフォーカルプレーン式1眼レフは、どれもかなりな高級クラスばかり。
レチナレフレックスやコンタフレックスなどはレンズシャッター式なので、日本製には沢山あるフォーカルプレーン式1眼レフという部類、西独ではこのエディクサフレックスがその代表機になるようです。
もうひとつ面白いことに、エキザクタやプラクチカなど、東独にはフォーカルプレーン式1眼がかなりあるんですけどね。
ということで、日本国内ではより見掛けることの少ないこのカメラ。あまり個体数を見ていないので、このカメラの弱点なのかどうかはよく分からないのですが、この個体の張り革が面白いくらいに剥がれ傾向にあって、どこの角も反り返って来てるんです。
ちょっと可哀想なくらいに。。。
たしかに、保管状況次第では、他のカメラでもこういう状態のカメラを見掛けることもありますけど。
で、オチとして、、、カメラの背面。裏蓋には横に2本凸状のプレスラインみたいのが入っていて、その部分は張り革にも穴が開けられています。こんなふうに反り始めてしまうきっかけの場所を増やすもんだから~、見事にその周辺からも反り返ってくる始末。。。
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