「M」akinon 「M」K-Ⅲ
先日、世界初のストロボ内蔵1眼レフの「フジカST-F」について触れましたね。といっても、そのST-Fのコピー機のことがメインでしたが。。。
今度は、レンズ交換式1眼レフで世界初のストロボ内蔵機のこと。
その名を「マキノン MK」といい、1981年の発売。
マキノンとは、東京品川にあったマキナ光学というメーカーのブランド名。輸出がメインだったようで、「MK」も国内販売はされていないようです。
で、画像の「MK-Ⅲ」は国内でも販売されたようで(1982年頃)、見たところは「MK」と外観上に大きな差はありません。
プラスティック製ボディは、かなりチープな感じが漂っています。露出計も内蔵していますが連動はしておらず、シャッターは機械式。シャッタースピードは、1/500,1/250,1/125,60,Bと簡素。
もともと、マキナ光学はレンズのOEM生産が多かったようなので、仕方ないところでしょうか。レンズマウントはPKマウントです。
揚げ足を取るようですが、「世界初ストロボ内蔵レンズ交換式1眼レフ」を謳っていながら、ストロボをポップアップさせると、その背後に表示される換算表が見にくいこと。。。巻き戻しクランクが邪魔して。。。
謳うべきところに、こんな突っ込みどころがあるなんて、ちょっと「M」っぽい。あぁ、ブランド名の頭文字が「M」だし納得~(笑)。