ミノルタさんちの「ER」
先日、ミノルタのオートワイドを同じようなタイトルで紹介しましたが、今度は、レンズシャッター1眼レフ「Minolta-ER」(1963年)です。
このカメラ、国内販売はされなかった輸出専用機(対米)です。なおかつ、ミノルタ製1眼レフとしては、唯一のレンズシャッター式。ということは、それだけでかなり~珍品であり、希少品なわけです。
このカメラのスタイル、真正面からだとそれ程は気にならないのですが、頭からレンズにかけてのスタイルが特徴的。決してスマートとは言えない、、、対米意識のためか!?どこかワイルドな感あり。
でも、このカメラには思いのほか名誉的な事実があります。
レンズは非交換式で、45㎜F2.8というテッサータイプが付いています。このレンズが優秀だということで、翌年の1964年にフォーカルプレーン式1眼のミノルタSRシリーズ用として販売されるようになったのです。
で、これが国産初のパンケーキレンズ(薄型レンズ)なんだそう。