お上品なマウント面
一眼レフカメラのレンズマウント部は、最近でこそプラスティック製のものが普及版カメラの中にありますが、ほとんどのカメラは金属製です。
レンズ脱着時には、レンズ側のマウント面と回転しながら接触するわけで、その摩耗対策もあるのでしょう。また、特に重いレンズを装着した時の強度対策もあるでしょう。
フォクトレンダーの一眼レフ「VSL1」というカメラの場合、金属製なんですが、その上にご丁寧というか…お上品にというか…、ボディの側面と同じようにグッタペルカが貼ってあります。
その理由は分からないままですが・・・。
このカメラ、開放測光式の露出計を内蔵しているので、レンズの絞り値をボディ側で読み取る手段が必要なわけです。その方法にちょっと変わった手段を取ってます。
専用レンズのマウント面には設定した絞り値により深さの変わる部分(上の画像でレンズ側マウント面下方にある黒い細長のところ)があって、それをボディ側で読み取っています。それを読み取るのが、ボディのマウント面(正面から向かって左)のグッタペルカから飛び出ている金属の板状のもの。
微妙な深さを読み取るうえで、マウント面のグッタペルカが何かの役に立つのかどうか?ってことくらいしか、想像できないんですけど、関係ないだろな。
下の画像は、ミノルタα-3xiと、α-303si。1世代違いの同クラス機ですが、後発のα-303siはマウント面がプラスティック化されています。