ビビッと来ました
久々に「これで写真撮ってみたいなぁ~」と思うカメラに出くわしました。
そのバルダ社製「Baldessa(バルデッサ) Ⅰ」(1957年)は、物々交換でお持ち込みいただいた品物の中にあったカメラ。他には、ジャンクレンズをメインにカメラも3台程ありました。
それらを、ニコンの記念ストラップとニコンF?用のスクリーンに交換され、お客さんにもご満足いただけたようです。
で、そのお客さんに「このカメラはとりあえず私自身で使ってみたくなりましたっ!早速、フィルム入れてみます!」と言うと、お客さんは「ピントが目測ですからね~、山なんか行くときに持って行きました。デジタルだけだと物足りないし…。よく写りますよ!」とお話ししてくれました。
さて、このカメラのどこに惹かれたのかというと、丸みある特徴的なデザイン、超シンプルなザ・マニュアルカメラ的な存在感ですかね。
で、このカメラの狙い通り、高級機過ぎず、かつオモチャじゃない~的な存在感・操作感も良い。もちろん、この個体の状態が良いというのもポイント。
画像(左)のように、フィルム巻き上げはボディ底面のこのノブで行います。携行時用に降りたためますが、その度に引き起こすのも面倒だったりして。。シャッターボタンは、ボディ上面にある大きくて四角いボタン(右の画像)。
バルデッサはこのⅠ型のあとに、距離計が付いたモデル、露出計も付いたモデルも登場するのですが、やはりこのオリジナルモデルが魅力ありますね。
*バルダ社の歴史は古く、創業は1908年にドイツ・ドレスデン。以後、製造されたカメラの多くは大衆機・中級機で、ライカ、フォクトレンダー、ツァイスイコンなどの高級機とはあえて競合を避けていたような風があるとか。