我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2011年11月

2011年11月30日 (水)

バリフォーカルレンズ

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まずその大きさに驚いたこのレンズ。「VARIFOCAL HEXANON AR 35-100mmF2.8」、フィルター径82mm。

「バリフォーカルレンズ」とは何かというと、「可変焦点レンズ」のこと。

そんなの珍しくないじゃんか~と思う人が多いはず。そこらに溢れている「ズームレンズ」だって、可変焦点レンズだけど、焦点を変えた時にピントが動かないようにしてあるのがズームレンズで、動いてしまうのがバリフォーカルレンズ。

なら、バリフォーカルレンズにいいところはないのか…というと、F値の向上、軽量・低コストなどが利点とされています。

でも、このレンズは大きくて重いんですけど。。。ただ、F値は2.8固定!

日本で発売されたバリフォーカルレンズは、どうやらこのレンズが唯一らしいです。1972年発売。

追記:失礼しました。コシナ、シグマあたりからもバリフォーカルレンズは出ていたようです。

で、その詳細を調べきる前に嫁ぎ先が決まってしまったのですが、このレンズの鏡胴に記された距離指標の複雑さといったら、こんな具合でした ↓ 。

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2011年11月29日 (火)

タイヤカメラ

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1階我楽多屋の天井からディスプレイとして吊るしてあるカメラの中に、「タイヤ型カメラ」があります。

先日、テレビCMの小道具として使いたい~という相談を受けて、特別に数日間の貸出しをしました。

実際にオンエアされるかどうか、まだ不明なので詳細はまだオープンに出来ませんが…最近、シリーズ化されている某タイヤメーカーのCMです。

よく見ると、このカメラよく出来ています。タイヤの接地部分、巧みにブロック状に加工されたゴム系の素材で作られているので、指の滑り止めにも役立ちそう。

側面に書かれた「POTENZA RE47」の文字。「POTENZA(ポテンザ)」は、ブリジストンのスポーツ系タイヤに与えられたブランド。「RE47」は1979年発売の初代ポテンザ。

個人的にも自分の車に、ポテンザRE050とか、ポテンザRE01なんてのを履いていたことがあります。

話がソレてしまいましたが、いよいよ入手が困難になった110フィルム使用のカメラであるのが残念です。裏蓋を外すとこんな感じです(下の画像)。

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2011年11月28日 (月)

腐ってもローライ!?

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二眼レフのフィルターやフード取付け枠には、B30(バヨネット30)を採用しているモデルがかなりたくさんあります。

国産ではミノルタ、ヤシカ、リコーなど、舶来ではローライにもあります。一部例外を除けば、B30ならメーカーを超えて、フィルターやフードに互換性があるのは助かる点です。

ローライのオーナーが、他メーカーのB30フードを使用しているのはよく見かけるパターン。ローライ純正は値段が少し高めなんですよね・・・。

ただ、B30フードって、見た目はどのメーカーのもほとんど同じ形してるから、よく見ないとローライだかヤシカだかケンコーだか判別しずらいのが幸いだったりして。

で、ここにあるB30フード。その程度がかなり悪い…。それでも、かろうじて判別可能な刻印には「ローライ」のマーク。

これの値付けがちょっと難しいですね。程度良好の他メーカー品との価格関係はどうしたらいいんでしょ!?この程度でも、他メーカー品より高値か安値か???

2011年11月27日 (日)

ミノルタ16

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昨日のがらくた市は、オオモノの目玉は無かったものの、期限切れフィルムが思いのほか好評だったり、革ケースも探し物を見つけた方や、安めの値付けだったために改造用の素材に求める方がいたり~でした。

長徳先生のトークショーは2か月ぶりということもあり、話題豊富で予定より5~6分オーバーする盛り上がりでした。

ちょうどネタにしようと思っていたミノルタ16。4~5日前から我楽多屋に並んでいましたが、昨日、長徳先生にお買上げいただきました。

1957年発売のミノルタ16。そのベースとなったコーナン16を以前紹介したことがありました。

ここにある3台のミノルタ16。50年以上も前のものとしては、ずいぶんと斬新な色使いだと思いませんか?

調べたところ、ミノルタ16には銀、黒、青、赤、緑、茶、金の7色のカラーバリエーションがあったそうです!!現代のコンデジも負けそうなバリエーションですね!

上の画像、一緒に写っている赤いのはマウスでカメラではありません。色のバランスがいいので入れてみただけです。

ミノルタ16のカラーバリエーションが話題になるたびに思い出すのが、10年近く前にソニーから出ていたデジカメ。デザインもカラーバリエーションも、何となくダブるような気がしませんか!?

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2011年11月26日 (土)

自分で削る

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半月ほど前、ペンタックス67用の握り良い木製グリップを話題にしましたが、これはペンタックスLX用のグリップA。

その無骨な形状にビックリする人もいるでしょう。基本はそのまま使うんじゃなくて、「自分流(自分用か)に勝手に削って使いなさいな~」という、ずいぶんと無謀なアクセサリーであるのです。

とは言っても、LX用にはグリップBというのも用意されていて、こちらは初めから成形されているので、そのまま使えます。

さて、このグリップA。見た目は木製っぽいけど、その材質は硬質樹脂製らしい。実際に削った人の話を聞くと、案外と硬くて、キッチリ削るのはずいぶん大変らしいです。

自分で削った自慢のグリップAをお持ちの方、良かったら画像を送っていただけませんか?このブログで紹介させていただきますので。(→ arrow.noda@nifty.com 宛て)

2011年11月25日 (金)

わくわく通信Vol.7

最近はかつての中判熱からミランダ熱に侵され気味の常連Bさん。

前回のご来店時、「ミランだらけ」のパーツに関心を示されていました。なので、「MIRANDA」と表記されているものの、欠品してるし断線してるし用途不明だったため商棚に並べなかったパーツをお見せしたら、やはり関心を持たれたご様子。

もともとそんな状態でしたから、値付けもしていなかったこのパーツ。他にお買上げいただいたものと一緒にサービスで特別に差し上げました(ここだけの話ですよ:笑)。

そして、その数日後に届いた「わくわく通信」を以下に転載します。

 

Dx-3
久しぶりにメールします。

先日、頂いた「謎のミランダの棒」の正体がわかりましたのでメールします!写真にある「リップクリーム」のような棒状のものは、なんと、通常のモデルならモータードライブに内蔵されているはずの、dx-3用のモータードライブ用の別体バッテリーチェッカーでした。

こんなに立派に刻印した存在感のあるのもすごいけれど、なんとかモータードライブに内蔵できなかったのかと思ったり、キーホルダーみたいに携帯用の金具でもあればおしゃれに持って歩けるのに・・・などと、勝手に想像してみたりしました。

dx-3用のモータードライブ自体が幻に近い存在なのに、その別体バッテリーチェッカーはもっとレアかも?dx-3本体との2ショットをお送りします!

中古カメラのおもしろさは、このような謎のアクセサリーの用途を調べるこのとワクワク感もあるんだなあと実感しました。

また、わくわくを探しに、おじゃましますね!

常連Bより

 

いや~、バッテリーチェッカーとはビックリです。たしかに、棒状の片端には赤いランプみたいなのが付いてましたもんね。

26日は「がらくた市」

明日11月26日(土)、我楽多屋は月に一度の「がらくた市」です。

先月はお休みだった田中長徳先生のトークショー、今回は普段通り午後2時半ごろから、1階我楽多屋店内で行います。よって、午後4時頃までは店内でのお買い物がしずらくなりますので、ご了承のほどお願いします。

さて、今回はカメラの革ケースが大量に入ってますので特売します。お値段は基本上限1000円です(一部ライカ用など除外品もあります)。それと、期限切れフィルムもちょっとまとまって入っています。

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2011年11月24日 (木)

Facebookのクーポン

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うちの店のFacebookページを少し前に作成していたのですが、ご存知の方はまだ少ないかと思います。といっても、このブログをそのまま転載しているだけなんですけど。。。

昨日から、そのFacebookページにチェックインクーポンを設置しています。

利用法は、ご来店いただいてうちの店にチェックインしていただくと、クーポン画面が開けるようになっています。その画面をレジで提示されると、我楽多屋にて1000円以上のお買上げで10%割引させていただきます。

ご利用はお一人様一日一回ですが、日を改めれば繰り返し利用可能です。とりあえず、期限は年内といたします。

*訂正です。上記の「日を改めれば」は表記が正しくありませんでした。「24時間過ぎれば」に訂正させていただきます。要は、24時間に1回のみ利用可能ということです。

また最近、町中のお店などで見かけるこのステッカー(下の画像)。ソフトバンクのWi-Fiが使えますよ~という目印なのですが、うちの店でも「使える」ようになっています。今までも、近くのどこかの店に設置されたものから、ギリギリ届いていたようですが、今ではビンビンにエリア内になってます。

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だから特にどう~ってこともないのだけど、Facebookのチェックインもしやすくなりますし、Twitterで「アローカメラなう」とか「我楽多屋なう」とか、つぶやいていただくにも好都合かと思います。よろしくどうぞ~!!

2011年11月23日 (水)

ペンタの茶革ケース

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「PENTAX」と表記された、見慣れない立派な造りの茶色革ケースが出てきました。

これだけ立派だと「何用だろう?」と知りたくなって、いろいろ考えるに、革製の立派なものはより古いものに多いことから、アサヒフレックスをイメージしましたが、「PENTAX」と表記されているのでペケ。

すると、その後のSシリーズってことになるので、一番数の多い「SP」を合わせてみたら、サイズやネジ穴はキッチリと合うのだけど、ボディ前面にあるセルフタイマーレバーが隠れてしまうのでペケ。

で、セルフタイマーレバーのない「S2」に合わせたら、どうやらこれらしい。

もしや、それ以前のモデルはどうなの?と思ったところ、APやKには低速側のシャッタースピードダイアルがボディ前面にあるので、これらもペケ。

ということで、上記の条件をクリアするSシリーズは、S2、S3、SVということのようです。

しかし、こじんまりとしたデザインのボディに対して、ずいぶんと立派なケースだと思いませんか?ケースに入れると、ふた回りほど大柄になる感じ。カメラが高級品だった時代の表われですかね。

2011年11月22日 (火)

偽Elmar

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呼びましたよ!

先日、コピーライカを話題にしたら、あの時にも少し触れたホンマモン(あの時の表現で狭義の)のコピーライカが入ってきました。レンズだけですが。

ご覧のように「Leitz Elmar」と堂々と刻印されているものの、これはロシア製。

後ろに並んでるインダスター22が正体です。インダスター22の外観は、見るからにライカ・エルマーのコピーですが、光学的にはツァイス・テッサーのコピーだそうです。何が何のコピーなのか、話がややこしくなってしまいますね。

その他にも、ミラーレスでレンズ遊びをされている人には興味深そうなレンズが、今、我楽多屋にはチラホラ並んでいますよ。

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