我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2011年5月

2011年5月31日 (火)

美味しいモンブラン

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たまには、こんなスイーツねたも良いかと思って~、勝手に紹介します。私はもう何年も利用しているので、ここら辺の地元では、一番お勧めのスイーツです。

そのお店の名は「ラ・ヴィ・ドゥース(LA VIE DOUCE)」。うちの店から、靖国通りに出て、新宿方向に少し歩いた左手にあります。

私自身、ここのケーキや焼き菓子を食破したわけではありませんが、美味しいものばかりで、特に「モンブラン」がおススメです。薄味系だけど、コクのある味わいです。

うちの店に来られたついでに、是非、ご自宅へのお土産などにいかがでしょうか?今回、私は飯田鉄先生の写真展を見に行った帰りに、自分用のおやつに買って来ましたが。。。

  • ラ・ヴィ・ドゥース新宿店
  • 新宿区愛住町23-14べルックス新宿ビル1F
  • 営業時間:10:00~20:00(土日は19:00まで)
  • 定休日:月曜日
  • ℡:03-5368-1160
  • http://www.laviedouce.jp/

2011年5月30日 (月)

アクチナ

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アクチナ(ACTINA)というブランドがあります。

非常にコアな域ですが、戦後、ライカ輸入代理店だったシュミットが、本国よりの入手が難しく高価なライカ純正アクセサリーの代用品として、作らせていたようです。

アクチナのフードは、長徳先生のブログでも取り上げられたりしていますし、うちの店でも何度か見掛けています。その出来栄えは純正フードに匹敵するような立派な仕上がりだったりします。

でも、このケースは今回が初めてかと…。ただ、出来栄えは純正ケース(上の画像内、右側)に比べると、少々貧弱な感じ。その分、使い易いのかもしれませんが、、、実際、底カバーと上カバーが分離するようになっているので、使い勝手もいいと思います。

一番の難点!?は、どうもペンタックスSPの純正ケース(上の画像内、左側)に造りが酷似していること。同じところで造っているのではないか?と思えるくらい。

てっきりペンタックスかと思わせておいて、カバーを開けるとM型ライカが出てくるというのも面白いワザかもしれませんね。大人しい外観なのに、実は高性能!なんてクルマを「羊の皮を被った狼~」とか言いますけど、このケースなら、それを装えるかも。

底カバーには「SCHMIDT TOKYO」。上カバーの背面には「ACTINA」と刻印がちゃんと入っています。

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2011年5月29日 (日)

対価はカメラの素性で!?

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買取りのアローカメラにこんな問い合わせのメールが届きました。

 

「いつもブログを楽しく拝見させていただいております。

さて、だいぶ以前に亡くなった伯父の古いカメラが、デジタル一眼を使っているという理由だけで、私の元に巡り巡ってきました。

カビ臭く所々錆びもあるジャンクカメラなのですが、その昔は伯父自慢のカメラだったそうなのです。古いカメラに愛情を注いでおられるアローカメラ様に引き取って頂きたくメール差し上げました。

実は近所のカメラ店に持ち込んだところ、あまり説明もなく「カビているので全部で千円ほどにしか…」とのお返事でした。

正直申しますと私を含め家族親戚は換金というよりむしろ、これらのカメラがどういった素性のもので、在りし日の伯父がどのように使っていたかに思いを馳せたい気持ちでいます。

突然の話で恐縮ですが、もし引取りが可能で、カメラの背景などご教授いただけそうであれば、宅配便で送付致したく思います。」

 

この後、買取り金額についてはカメラの状態を推測するに、ご近所のカメラ店さんが提示された金額に大きく上乗せするのは難しい…旨をお伝えして、カメラの素性を知りたいという~ご希望に添えるようなお返事をさせていただくお約束をして、品物を送っていただくことになりました。

送っていただいた品物が上の画像で、ご希望に添えるだけの内容かどうか心配ですが、、、今日のブログがそのお返事です。

以下、送っていただいたカメラについての簡単なコメントは、書籍・文献等から得られた情報より、業界経験50余年に及ぶ買取名人のナマの声を反映しております。

 

【マミヤ6】 このモデルは「K」型。昭和30年代初期に発売された蛇腹式カメラ(スプリングカメラ)としては、マミヤ6が一番人気だったと思います。警視庁で多く使われたカメラとしても有名です。この時代はどんなカメラを発売しても、売れに売れて品不足な時代でした。

【パーレット】 小西六(現コニカミノルタ)の前身六櫻社時代、大正末期に発売されて戦後まで作られたパーレット。これは昭和15年頃?のモノ。当時、カメラは高価で一般の人ではなかなか手に入れにくいものでしたが、この手のカメラの登場で、扱い自体は一般の人でもし易いものになりました。

【オリンパスペンEE-2】普通の35mmカメラの倍の枚数が撮れるハーフ判カメラでは一番人気だったペンシリーズ。使う人にとっては、同じ現像代で倍も撮れるのでお得感が強かったでしょう。カメラ屋としては、カラーフィルムがブームになり出した時代と重なったので、プリント枚数が増えることで嬉しい傾向でした。

【コニカC35】カメラ業界の発展とともに、一眼レフは多機能化し大型する傾向もあった1970年代。逆に小型軽量化された扱いが簡単なコンパクトカメラも登場し、その中でも筆頭に位置したのがこのカメラ。カメラが大衆にドンドン広まっていきました。

 

そして、このお客様からは「金銭ではなく、野田康司のカメラ四谷快談(サイン入り希望)との交換は出来ませんか?」という相談までいただきました。

こういう買取りもありなんだなぁ~と、お客様と人と人とのつながりを強く感じた買取りだったのでした。結局、本と+αのお礼をさせていただくことになりました。

 

昨日のがらくた市は

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昨日土曜日の東京四谷は一日中雨降りでした。特にお昼過ぎから夕方にかけては本降り。。。

で、午後2時からの1割引きは、急遽2割引きに変更!気持ち多めにお買上げいただいた方も、かなりいらっしゃったようです。ありがとうごございました。

長徳先生ご自身、溢れんばかりのネタを落さないようにと移動中はゆっくり歩いて来た~というくらいでしたので、一時間半の楽しいトークショーはアッという間でした。

そうそう、昨日の時点ではこれといった目玉がない…と申し上げましたが、「まるで目玉にしてくれ!」とばかりに、オリンパスペンワイドが当日入荷。見事、早々に嫁ぎ先も決まりました。

2011年5月28日 (土)

メモホルダーはB級!?

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メモホルダーについては、何度か話題にしたことがありました。

カメラの裏ブタなどに付いていて、装填したフィルムの記憶用に、メモやフィルムパッケージの一部を切り取って挟めるようになっているのが、メモホルダーです。

今まで、ペンタックススーパーAというカメラ自体に、そんなに関心を寄せることが無かったのですが、先日話題にしたファインダーがスーパーA級の個体を見まわしながら、このカメラの裏ブタにも注目してしまいました。

右親指が掛かるグリップ部の左側に窓状になった部分があり、下側から紙を入れられるような隙間が開いています。これはどう見たって、メモホルダー。ちょっとイビツな台形ではありますが。。。

ただ、親指がちょいちょい当たってしまう部分なので、入れたメモが汚れてしまいそうなんですけど・・・。

でも、、、考えてみれば、裏ブタの中央付近にあるメモホルダーだって、ファインダーを覗く時に鼻の脂が付いてしまいそうな場所であることを考えれば、同じようなもんですかね(笑)。

今月のがらくた市は

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今月のがらくた市は、明日28日土曜日です。少々、空模様が心配です。

半月ほどプラハに行かれていた長徳先生もご帰国されておりますので、2時半ごろ~は毎度のトークショーを行ないます。お土産話が盛りだくさんなのではないでしょうか!よって、4時までは1階店内でのお買い物がしずらくなりますので、ご了承ください。

今のところ、すんごい目玉になるような品物はないのですが、全体的に潤沢に品物は揃っているように思いますので、宝探しにご来店ください。

強いて言えば、ミノルタとキヤノンのMFマウントの単焦点標準レンズのジャンクが、いろいろあります。マイクロフォーサーズにマウントアダプタでレンズ遊びをされている方、どうでしょうか?クモリやカビ、絞りの渋りなどなど程度次第ですが、400円~2000円くらいです。十分使えるモノも混入してます。

2011年5月27日 (金)

スーパーAでキレイ自慢

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ペンタックスSuperA(スーパーA)は、マニュアルフォーカスのフィルム一眼カメラです。露出のオートが可能(絞り・シャッタースピード両優先及びプログラム)な便利なカメラでありますが、ゆえに電子カメラなわけで、昨今の中古市場では、年々と淋しい立場になってきています。

先日、アローカメラで買取った後に我楽多屋で陳列するべく、簡単な動作チェックをしながらファインダーを覗いて「おぉっ!」と思ってしまいました。

えらくクリアで明るいファインダーなのです。その程度は「スーパーA」級!?

装着されていたレンズはA50mmF1.7。1.2よりも1.4よりも、暗めな1.7。

今まで、スーパーAのファインダーを意識して覗いたことはありませでしたが、同じような驚きを覚えた記憶はありません。気になって調べてみたところ、スーパーAのファインダーが、格別にイイ!という評価は特に見当たりませんでした。

この個体がもともと良い寄りの個体で、なお且つ保存状態も良くて20余年を経過した今も、ベストなコンディションを保っているとしか思えません。

こういう感動は共有しないと!と思って、その後、何人かのお客さんに「このファインダー覗いてみてくださいよ!」とお願いしてみた結果は、ほぼ100%の人が「おっ!」とか「へぇ~」と言われて、クリアで明るいファインダーだと評価されました。

きったね~系の自慢も面白いですが、こんなキレイ自慢も楽しいものですよ!!(いや、こっちの方が正統なのか?)

2011年5月26日 (木)

的確で分かりやすい

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ご遠方から宅配便で届いた、買取り依頼というか、引き取り依頼!?

送られてきた品物の状態を個々に見ていくと、単品での値付けは難しい状態のモノばかり。

結果的には、まとめていくら~という形で、うちの店を選んでいただいたことへのお礼分も含めて提示させていただきました。僅かばかりの価格にしかなりませんでしたが、十分にご理解ご納得いただきました。

この依頼を受け取った時に私が興味深く感じたのが、品物と一緒に同封されていたお客さんが書かれた内容物の手書きのリスト。ここに記された、個々の品物の説明書きが、実に的確で分かりやすく表現されているので、感心してしまったのです。

画像にもありますが書き出してみると、

  • 「ファインダーが汚い」FTb
  • 「動かない」ペトリ
  • 「ミラー割れ」「スクリーン非純正」「皮はがし」「ビューレンズ・ピント大きく外れ」のローライコードⅡ
  • 「ゴム部がベトベト」のシグマズーム
  • フジノン「ストッパー削った」
  • 「絞りクリックストップ外した」トプコール
  • 「カビた」クセノン
  • 「ネオカから外した固定」ズノー 「シャッター羽根外し」

我楽多屋の商品の説明書きをお願いをしたくなるくらいの表現力と、私は高評価させていただきました!

2011年5月25日 (水)

M4-P、右から左へ

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アローカメラの買取りで、ご覧のようなライカM4-Pが入って来ました。

このくらい見事に使い込まれたものでも、機能面の状態は良いので、然るべき業者ルートに流通させるのが普通なんですが、、、

買入れ後、間もなく常連のHさんが我楽多屋にご来店。Hさんからは、去年あたりに「使えるM4が欲しい~」とうかがっていたので、ちょうど今、こんなのが入ってますよ~とお声掛けしたら、Hさんの目がキラリ!

このM4-P。外観には数ヶ所アタリがあり、ブラッククロームの塗装も色褪せた感じ、右手握り部分の貼り革が剥げ、裏ブタの塗装もかなり剥げてる~で、かなり「きったねー」感が満載なのだけど、巻上げレバーの滑らかさや、シャッターの具合はかなりいい感じ。

それを確認されたHさんは、まさに「使える」感を実感されたようで、お見事!?ご購入のご決心されました。ありがとうございます。

M4というと、スタンダードなドイツ製のM4に対して、会社がガタついた後のカナダ製M4-2やM4-Pは邪道…なんて言う人もいらっしゃいますが、これだけ「使える」状態であれば、そういう邪念は無用ってことですね。

世界の中古カメラフェア

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おっと!気付けば、来週後半から、渋谷の中古カメラフェアがスタートですね。

うちの店が出店するなど直接の関係はありませんが、日本の中古カメラ界の年中行事の一つになっていると言っても過言ではありませんし、毎度お知らせしてきています。

今回のサブタイトルは「人気の限定モデルから、稀少なデッドストックが一堂に。」だそうです。

  • 第14回 世界の中古カメラフェア
  • 2011年6月3日(金)~8日(水)
  • 渋谷駅・東急東横店 西館8階 催物場
  • 営業時間:10時~21時、5日(日)は20時閉場、最終日8日(水)は17時閉場
  • 主催:I.C.S輸入カメラ協会

 

  • 6月4日(土)/サタデーサービス
  • 6月4日(土)~/ワケ有り品セール
  • 6月8日(水)/最終日限定特別提供品コーナー
  • 6月4日(土)~6月8日(水)/買取りコーナー開設(最終日は15時まで)