Agfa SILETTE LK
Agfa(アグファ)のカメラです。
Agfaといえば、今もカメラやフィルムが売られていますが、いろいろと紆余曲折があるこの数年間です。もともと歴史あるドイツのメーカーで、フィルムに始まり、カメラの製造も行っていました。
ここにあるSILETTE LK sensorは、そのもともとの本家の時代のもの。正確な年代は調べきれていないのですが、1960年代前後に廉価版・普及版のカメラが多数製造されたうちの1種と思われます。
こじんまりとシンプルでカメラらしいデザインが好印象です。そして、私が「んん~?」と思ったのは、レンズ部分がロシアレンズのインダスターに似てるな~と。コピーだとか、真似だとか、そういう意味合いではなく、もちろん偶然のことなんだろうけど。
実際に並べてみたら、鏡胴に書かれた絞り値や距離の指標の色が、白と緑と赤で同じだったり、鏡胴自体(特に先の方)の形が何となく似ているような。
また、Agfaのカメラであることを主張する、オレンジ色のシャッターボタンもいい感じです。このオレンジは、現行のデジタルカメラにも引き継がれているんですよね。
オプチマシリーズとは違って、内蔵された露出計を頼りに露出を決めるマニュアル機。シャッターはB~1/300までの5段階。レンズは45mm/f2.8が付いています。フィルム巻き上げが底面に付いているのも特徴です。