リコー999用
リコー999は1960年に発売されたカメラです。
ずいぶんと角ばったゴツいデザインは、当時の宣伝コピーによれば、
「高級車のデザインで世界的に有名なアメリカのホッジマン・バーク社でデザインした豪華なスタイル!これまでのカメラに見られないユニークなデザインです」だそうです。
実際、国内発売されていますが、アメリカ輸出がメインだったようで、ある雑誌には「日本製とは思えない大柄なデザイン」とまで書かれていました。当時、国内でどれほど売れたのか分かりませんが、現存する数はかなり少なく、カメラ自体がかなりなレアモノの部類と言えます。
そして、このカメラ、ビハインドレンズシャッターを備えて、レンズ交換が出来るのも特徴。
標準の50ミリに加えて、広角の35ミリと望遠の100ミリがラインナップされていました。で、マニアが喜びそうですが、そのレンズすべて富岡光学製だそうです。
先日、そのリコー999用の広角レンズと望遠レンズが元箱・革ケース付きで入って来たのです!これらのレンズ、ボディよりもさらにレアモノと言えるでしょう。しかし、ボディが無いので使いようが・・・。どなたかボディをお持ちの方、いかがですか?