我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2008年12月12日 (金)

スカイライトフィルター

20081212

デジタルカメラの時代になって、レンズフィルターの存在意義が薄くなってきているようです。なぜなら、色の補正や特殊効果などは、撮影後にいくらでも画像処理ソフトで手が加えられてしまうからです。

かつて、白黒からカラーの時代に移った時も、白黒用フィルターの需要が急速に低下したようですが、今回の波はそれ以上の大波のような気がします。

それゆえ、最近のカメラ屋さんではフィルターの扱いが低くなっているからでしょうか?我楽多屋に中古フィルターを探しに来られるお客さんが意外と多いです。黄、赤、橙のモノクロ用フィルターや、ソフトな描写が得られるソフトンやデュートなどの特殊効果フィルターなど。そして、デジタルカメラでもレンズ保護用として使われる無色系の常用フィルター。

この常用フィルターの需要にデジタル化ゆえの現象も現れています。

常用フィルターには、「UV」や「スカイライト(1B)」や「プロテクター」が含まれます。フィルムカメラ全盛の時代には、比較的「スカイライト」が好まれる傾向にありました。「スカイライト」には薄~くピンク系の色が付いていて、青空の影響で写真が青味がかるのを押さえる効果があるためでしょうか。

しかし、デジタルカメラの時代になって、逆にその赤味が嫌われてしまう傾向にあり、「スカイライト」離れが進行しているようです。我楽多屋にある常用フィルターの多くが、過去の遺産ともいえる「スカイライト」が多いのも事実です。

そんな世の流れの影響でしょうか・・・、いや、間違いないですね。某ルートから、大きなサイズ(72ミリ・77ミリ・82ミリ)のスカイライトフィルターの新品(デッドストック品)が出てきました。定価は1万円以上もしたものです。「倉庫からまだ出てくるかも・・・」と言われていますが、それは不確定な話。

とりあえず、上記の3サイズを1,200円~1,600円で出しています。