ニコン ピカイチ
またひとつ「くだらない」ことに気付いてしまいました。
全自動コンパクトカメラ(特にプラスティック外装のもの)というのは便利ではあっても、古くなると悲しいかな・・・モノとしての価値は出にくいものです。まぁ、家電品などの電気製品と同じような感覚ですね。
ニコンは高級志向が強く、コンパクトカメラの製造をしていなかったのですが、1983年に「ピカイチ」という愛称のコンパクトカメラを初めて発売します。その愛称の由来は世界で初めて、暗いところで自動ポップアップ・発光するストロボを内蔵したからだそうです。
この初期のピカイチシリーズは、悲しいかな・・・のコンパクトカメラの中では、地味に人気があるモデルだったりします。その理由はレンズにあって、35ミリF2.8(4群5枚)というコンパクトカメラでは贅沢めな性能のレンズが付いているためで、シャープな写りに定評があるモデルなのです。
初代「ピカイチ」の型名は「L35AF」、デート機構付きが「L35AD」。以後、モデルチェンジをして、いろいろなタイプが出てくるのですが、その初期の3モデル(「L35AD」「L35AD2」「L35AD3」)が我楽多屋の棚に並んでいまして、変な事に気付いてしまったのです。
画像のように、3台ともボディー前面のラバー部の模様が違うのです。初代「L35AD」は縦シマ、「L35AD2」は格子状、「L35AD3」は横シマと、見事に差別化されているのです。きっと深い意味は無いと思うのですが。。。