我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2008年10月 5日 (日)

フジフイルムさんへ

Gf670

一昨日のブログで「120フィルム」から「フジの発売予定の中判カメラ」について話題にしたところ、たくさんのお客さんの反響がありました。

で、続編です。フジが発売を予定している「GF670」という中判カメラが30万円くらいの価格設定になりそうだ、という点に少し疑問です。

カメラ自体の価値や中古カメラ相場の観点からみれば、高級機というのは喜ばしいのですが(新品価格が安いと中古市場が成り立たなかったり、モノとしての価値自体が危うくなってしまうので)、120フィルムの需要拡大という観点からみると、このGF670というカメラは少々高価すぎると思うのです。

この価格では、手を出せる人が一部のカメラマニア・コレクター、ハイアマチュアに限られてしまって、写真を撮ろう!という層を取り込めないと推測してしまうのです。せめて、新品価格が20万円を切るくらいでないと・・・。

そこで、私が独断と偏見で勝手にフジフイルムさんに望むことがあります。

まだ発売されてもいないのになんですが、、、GF670の廉価版を作って欲しい。ボディーが金属製でなくてもいいし、機能が省略されていたっていいです。ちょっと頑張ってお金を貯めて買える価格設定のカメラを!でも、さすがにトイカメラチックではダメです。

それから、一昨日提案した「使い捨て中判カメラ」とともに、あるカメラの復刻版を出して欲しい!そのカメラは「フジペット」です!!

Fujipet_2

「フジペット」とは、昭和32年にフジが発売した子供まで視野に入れた入門カメラ。プラスチックボディーの6×6判カメラで、シャッターはBと1/50秒のみ、絞りは3段切り換えで、価格は1,950円。ちなみに、大学卒の初任給が12,700円の時代の話です。こんな遊び心のあるカメラを復刻すれば、ホルガやダイアナなどのトイカメラに関心ある若者にも影響あるだろうし、120フィルムを使ってみよう!という人も出てくるはず。

それと、使い捨て中判カメラの補足~。フィルム代、現像代のいらないデジタルカメラと比較されて何かと不利なイメージのフィルムカメラの現状を考えて、使い捨てカメラの価格には最初から現像代(場合によってはプリント代も)を含めてしまえばいいんじゃないかと思います。

そうすれば、写真を大事に撮り、現像に確実に出すことにもつながるような気がします。フジさんにすれば、現像作業も取り込めるわけだし。まぁ、外野がとやかく言うことじゃないかもしれないけど、そういう需要は確実にあると思うんだけど・・・。それに、フジさんにしても、カメラを造るところ、フィルムを造り売るところ、現像をするところ、それぞれが別な部門の大きな企業であって、難しいことなのかもしれませんが、よろしくお願いしたいところです。

最後に、しつこいようですが。。。「写真を大事に撮り、現像に確実に出す(形にして残す)」という行為がデジタルカメラの普及によって失われつつある、写真文化の大切な部分であるとも思います。