我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« フジフイルムさんへ | メイン | 開封した中に・・・ »

2008年10月 7日 (火)

開封作業中に・・・

2008106

買取りでご来店いただいたお客さんには、2階の買取りコーナーへ上がっていただくのが普通なのですが、買取り依頼の品物が宅配便で届いた時は、1階の我楽多屋で開封作業を行なうことがたびたびあります。

その開封作業を店内でしていると、よくお客さんに言われるのが「何が出てくるのか楽しみじゃないですか?」とか「この作業をしてみたい!ワクワクする!」とか「オレも毎日こんな作業がしたいな~」などなど。。。ちなみに、上の画像は、昨日届いた開封直後の品物です。

確かに、私もワクワクしますが、多分、お客さんが言われているのとは多少は違う気分でしょうね・・・。多分、皆さんが言われているのは「自分が好きなカメラや探してるカメラが出てきたら、触ってみたい、欲しい」とかいう意味に近いと思うのだけど、私の場合、欲しいカメラが出てきたからといって、自分のモノにしてしまったら商いにならなくなってしまうんです。。。

私たちのワクワク感といえば、高級品や人気品・昔懐かしいカメラや珍しいカメラなど、いろんな品物を扱わせていただける充実感だったり、開封後にお客さんとのやり取りの中で、いかにうちの店の買取りに満足いただけるだろうか!ということを考えていたり・・・。やはり、カメラマニアとは違う観点になってきます。これは、名人も同じ感覚だと思います。

今までに何度かこんな話を聞いたことがあります。あるカメラ屋さんでショーウインドウ内に並んでいるカメラを見せて欲しいと言ったら、「これは訳ありで売り物じゃない!」とか言われたという話。お客さんにしてみたら、興味があったり欲しいから声をかけたわけで、「売らないなら閉まっておけよ!」ってな気分になるでしょう。

売らないで置いておきたいカメラを並べておける余裕が、ある意味うらやましいですが、、、(笑)。それなら、お店のほうも一言コメントをつけておけば良いのに。そりゃ、値札の付いたカメラと一緒に並んでいたら売り物だと思ってしまいますよ!

あっ!うちの我楽多屋にも天井にカメラをたくさんブラさげていますが~。こんな手の届かないような場所に吊るしてるのは、さすがに売り物ではありません。昔懐かしい(若い人には懐かしくない。。。珍しい)カメラを見て楽しんでいただくのが目的のディスプレイです。ご了解ください。