我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2017年8月

2017年8月31日 (木)

ポルシェで売りに来たカメラ

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日曜の午前中、事前に「これからカメラを売りに行く~」と連絡をいただいていた方から、「下にクルマを停めているので、悪いけど降りて来てくれないかな…」と、再び電話。

降りていくと、ポルシェボクスターの横で男性が手を挙げている。

この車のトランクはフロントだからなぁ…と思って近づくと、ボンネットを開けた男性。見ると、箱の中にカメラやレンズが数点。しかし、、、かなりホコリや汚れが。。。

店の前の外苑東通りにはパーキングチケットの白枠がありますが、日曜祝日は発券機が稼働していないのです。100%断言出来ませんけど、日曜日に取り締まりに来ているのは見たことないですけど…言いましたが、「ここで待っているので、品物持って行って見て来て!」とのこと。

ボディ・レンズともにケースから出してみると、カビやくもり、ちょっと操作しただけでも動作不良。これでは、個別にキチンとチェックするまでもなく、すべてジャンク扱い...。

クルマで待っているお客さんの所に戻って、全部でいくら!と提示すると、駐車場代かからずに済んでるのに、それに相当する上乗せを要求される...(笑)。「そうしてくれたら、何も言わずにOKするから」というので、まぁ~ちょっと折れて交渉成立。

画像は相当時間かけて、キレイにした結果。ただ、中身は難ありなんですね、どれも。

 

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2017年8月30日 (水)

フェンスの向こうの

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、赤坂プレスセンター。

ここは私がバスで出勤する際に、横を通過する場所です。麻布米軍ヘリ基地とも呼ばれることもある、日本の首都のほぼ中心部にある米軍施設です。ご覧のように金網で囲まれ、案内板も掲示されています。

以前から、この画像の右手に写っている建物の存在感も気になっていて、SNSの個人アカウントに載せたこの建物の画像を長徳先生のブログで話題にしてもらったこともありました。

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2017年8月29日 (火)

フニャフニャFOCAキャップ

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土曜のブログを見て、その日に早速「金属でもプラスティックでもない、ゴム製のキャップもありますよ!」と、テッシナさんことAさんがご持参されたキャップがこれ。

フランス製カメラ「FOCA」のレンズキャップ。

見た目はプラスティック製のようにも見えますが、かなりフニャフニャと柔らかめで、指で強く抓むとこんな風に変形します。

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これでも、遠慮気味に抓んでいるのです。Aさんが大胆に抓むと、もっと変形します。

でも、これ50~60年近く前のものだと思うのですが劣化もせずに、このフニャフニャ感を保っているのが凄いと思いました。

 

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2017年8月28日 (月)

戦前の革鞄

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一昨日の土曜日は我楽多屋のがらくた市でした。

もう何年も前から夏は暑気払い・冬は忘年会をすることが、がらくた市で行なう長徳先生トークショーに集まる方々との恒例になっています。今年の暑気払いは本来より1ヶ月遅れて、今月の開催になりました。

トークショーが終了して程なく店を閉めて、冷房が効いている居酒屋さんへ移動したのですが、移動の直前、常連Kさんと常連Hさんにそれぞれお買上げいただいた革鞄は、10日ほど前にアローカメラの買取りへ機材を売りに来られたお客さんが持って来られた渋々の革鞄。御年94歳の方がこれらの鞄にカメラやレンズを入れて持って来られました。どちらの鞄も戦前モノとのこと。

画像は、我楽多屋から暑気払い会場へ移動する間、私の前方を歩かれていたその革鞄を持ったKさんとHさんの後ろ姿です。

 

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2017年8月27日 (日)

ニコン ピカナシ

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昨日26日と今日27日、東京有明のTFTビル西館2Fではニコン100周年を記念した、メーカー主催のファンミーティングが行なわれています。

昨日午前中のSNSを見ていたら、入場のために90分待ち以上の列が出来ていたようで、暑さで体調不良を起こして離脱される人もいらっしゃった模様です。

ちなみに、我楽多屋も「田中長徳先生を囲んでのがらくた市暑気払い」という名のファンミーティングを行ないましたけどね(笑)。

さて、ニコン。高級機、プロ機のイメージが強いですが、最初のコンパクトカメラは大衆向けにも関わらず、その写りが良いことで評判です。通称「ニコン ピカイチ」で知られている「L35AF」がそれ。

ここ最近、20代くらいの若い層がフィルムコンパクトを使っている傾向があるようで、我楽多屋でもその層のお客さんが少し増えたように思います。

そういう背景があるので、最近入って来たピカイチを今までよりもシッカリとチェックをしていたのですが、この個体...フラッシュが点きません。これでは「ピカイチ」を名乗れないから、「ピカナシ」だぁ~。と、ここまで書いてから、ピカイチの「ピカ」がフラッシュが光る「ピカ」ではないことに気付きました。。。

性能面やその存在感、また売れ行きまでも含めて、「ピカイチ」なカメラにしてやろう!という意気込みもあっての命名だったようです。

 

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2017年8月26日 (土)

キャップの趣き

1950~1960年代くらいの金属製カメラの多くは、レンズフロントキャップも金属製です。

古き良き感があるうえに、金属製のキャップってその多くがシッカリ作られているので魅力があるんだと思います。

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少し前にFacebookにアップした、ヤシカ35のキャップがそうでした!凝った書体のロゴも刻印されていて。

 

でも、ごく稀に同じような世代のカメラなのにキャップがプラスティック製で、それなのに妙に存在感を発しているキャップがあります。

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今回のLordのキャップがそれです。サイズが小さくてドーム状になっているのが魅力の一つのような気もします。あと、そこに趣きあるネームが立体的に記されているのもポイントです。

 

ただ、60年代のいつ頃からかプラスティック製のフロントキャップが勢力を増してきます。サイズも大きめになり、魅力を感じるものが減って来てしまいます。

 

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2017年8月25日 (金)

PETRI RE-Ⅱ

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かれこれ10年は我楽多屋へ継続していらっしゃってるお客さん。あれ?お名前知らないかも...。ペトリ好きな方なので、「Pさん」と呼ばせていただきましょう。

Pさんはペトリを中心に、同時期の国産中堅メーカーのカメラ収集をされていらっしゃいます。また、ご自身で分解・整備などもされるので、壊れたペトリでも再生用のベースとしてや、部品取り用としてもお買い上げいただきます。

当然、我楽多屋以外の中古カメラ店にも立ち寄られてモノ探しをされていらっしゃいますが、ペトリに限ってはリサイクル店などの方のヒット率が高いとも言われています。

時々は、間違って余計に手に入れてしまったものや、整備した結果の残りモノなどを「適当に処分などしてください」と言って置いていかれます。

実際、値付けが難しいものが多いのですが、品数をまとめていただくので、辛うじて値付けをすると、次に買うものがあった時のためにツケておいて!などと言われます。

で、今日の画像の品。これ、もう何年も私が私物として持っていたペトリなんです。ただ、レンズの縁にアタリはあるし、裏蓋の爪は折れてるし、シャッターも不完全。でも珍しい型なので持っていたのです。

少し前に、Pさんが置いていかれたツケが増えそうなので、前からこのRE-Ⅱを欲しがっていらっしゃるのを知っていたのでお譲りしました。

そしたら、先日「見事に生き返らせましたよ!」と見せに来てくださったのです。レンズの縁の歪みを整え、裏蓋の爪は再生し、シャッターも直してちゃんと使える状態になっていました。

Pさん曰く、「これ、最近で一番のお気に入りカメラだなぁ!」と。

 

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明日はがらくたい市

明日26日(土)は、我楽多屋の「がらくた市」です。

今のところ珍しく空模様がちょっと心配な感じです。

急ではありますが、今回は先月行えなかった暑気払いを行ないたいと思いますので、少し変則スケジュールになります。注意すべき点は、『1割引きは午後1時から!』と『午後4時過ぎにアローカメラ&我楽多屋とも閉店』です。

よろしくご確認の程お願い申し上げます。

 

  • 午前10時  : 開店
  • 午後1時    : 全品1割引サービス開始
  • 午後2時半~: 田中長徳先生トークショー開始(終了予定は午後4時)
  • 午後4時過ぎ: トークショー終了後程なく閉店
  • 午後4時半~:長徳先生を囲んでの暑気払い(午後6時半終了)

★トークショーは我楽多屋店内で開催します、その間は店内でのお買い物は極力ご遠慮願います、ご了承ください。また、開催中は座り聞きOKですので、各自、敷物や座布団などお持込いただいて結構です。

★暑気払いは、四谷三丁目交差点付近のお店に場所を移して行ないますので、参加希望の方は、トークショーにご参加いただくか、午後4時に我楽多屋でお越しください。

★暑気払い参加費は、食べ物6品付き飲み放題で2,500円です!!参加希望の方は「参加したい!」と意思表明のメール(arrow.noda@nifty.com宛て)を送ってください。

2017年8月24日 (木)

こんな皮肉…

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新宿クラシックカメラ博で、掘出しモノを見つけてきた常連Yさん。

その掘出しモノとは、テフノンレンズの35-70mm/2.5-3.5。そのお値段は200円。

気になるカビやクモリ、キズなどは無いそうなので、見つけモノですね。

これを出品された業者さんは、催事特価か?テフノンというブランドだけで付けたお値段か?と思います。

とはいえ、やはり一般的な市場性は乏しいレンズであることは間違えないですね。でも、我楽多屋では程度が良ければ、さすがにこんな安い値段は付けられません。レンズに申し訳ない。

さて、この掘出しモノを手にしたYさん。それ用のフードが我楽多屋にあることを記憶されていて、早速ご来店くださいました。

で、そのフードの値段200円。レンズとフードの値段が一緒って、なんか皮肉ですよね...。

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2017年8月23日 (水)

農溝の滝

本日水曜日、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、農溝の滝です。

ジブリの世界みたい~!と、数年前から話題になっているこの滝。千葉の木更津からクルマで40~50分走ったところにありました。

私も知りませんでしたが「農溝の滝」と呼ばれて話題になった、この洞窟の中の流れ。ここは本当は「亀岩の洞窟」と呼ぶんだそうです。この洞窟の下流50mほどの所にあるのが「農溝の滝」。

また、この洞窟は自然に開いたものではなくて、江戸時代に灌漑用に素掘りされたものだそうです。

しかし、千葉って海や山の自然が沢山ですね。数日前にテレビでやっていましたが、農産物の産出額で全国1位の作物が沢山あります。えだまめ、かぶ、さやいんげん、しゅんぎく、パセリ、落花生、日本なしが1位だそうです。全国2位はもっといっぱいありました(こちらを参考にhttps://www.pref.chiba.lg.jp/ryuhan/pbmgm/norin/juni.html)。 

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