現像料金
カメラのデジタル化により、「現像料金って何?」ってなことを言い出す人も出て来そうな世の中になりつつありますが、、、
それが分かっている人にとっても、現像料金がフィルム代金に含まれていた時代のことを知っている人はかなり減って来ていると思います。
でも、上の画像のようにフィルムパトローネにこんな風に「現像料金は含まれておりません」と書いてあるってことは、含まれていた時代、含まているものもあったことを示唆しています。
過去の記録をすべてチェック出来たわけではないのですが、かつて、8mmフィルムでは富士フィルムがシングル8のフィルム(1965年~)を現像料金込みで販売していた事実があります。参考ウェブ→http://www.fujifilm.co.jp/history/dai3-06.html
その理由には現像施設の整備の問題もあったのでしょう。どうせ富士系列の現像所で作業するのであれば~ということで、現像料金込みでフィルムを売っていたのだと思います。
そのシングル8のフィルムも登場から5年後(黒白は3年後)には、現像料金を含まない価格で販売されるようになっています。
また、35㎜カラーフィルムでも富士の場合、1965年にN100が登場する以前は、現像料金込みで販売されていた模様。
上の画像、フィルム代金の後ろに「現像料込み」って記されていますよね。だからどう~ってわけのネタじゃないんですが、世の中変わるものだなぁ~ということで。
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